フランスの優勝で幕を閉じた、サッカーワールドカップのロシア大会。 直前の監督解任劇や、負け試合でのボール回しなどが議論を呼んだが、日本代表も決勝Tに勝ち上がり、総じて成功と言える大会になったのではないだろうか。 さてその中で、今回も日本サポーターのスタジアムでのゴミ拾いが世界のメディアの注目を集めたことが記憶に新しい。 日本人であれば当たり前に持ち合わせている価値観であり美徳ではあるが、やはりこのような行為が世界の舞台で称賛を受けると悪い気がしない。 掃除だけが一人歩きするのではなく、その根っこにある感謝の気持ちや思いやりの文化と併せて、ぜひ世界に広まって欲しいと願う。 しかしその上で、この国際舞台で広げられるゴミ拾いという美徳。 本当に手放しで称賛をしても良いのか、以前から僅かばかり違和感を持つことがあった。 我ながらいい度胸だと思うが、「武士道」の価値観を引用しながら、敢えて疑問を投げ