拡大路線、巨額投資曲がり角 米中対立に拍車も―「一帯一路」10年 2023年10月17日08時17分配信 中国の習近平国家主席=9月28日、北京(AFP時事) 【北京時事】中国の巨大経済圏構想「一帯一路」は、習近平国家主席による提唱から10年を経て曲がり角を迎えている。巨額の投資で新興・途上国への政治的影響力を強めてきた中国だが、構想範囲の野放図な拡大は、米中対立を深刻化させる一因になったとも指摘される。支援対象国が借金返済に窮する「債務のわな」も表面化。国際的な不信の高まりを背景に、習政権は「質の高いインフラ支援」を目指す方向へかじを切っている。 17日から「一帯一路」フォーラム 北京で、中ロ首脳会談も 一帯一路は2013年9月、習氏が中央アジアのカザフスタンで提唱した「シルクロード経済ベルト(一帯)」構想に始まる。かつて中国と欧州を結んだシルクロードの現代版として、沿線国の貿易や経済活
中国、「一帯一路」10年の成果誇示 習氏、プーチン氏と会談へ―17日から国際会議 2023年10月17日07時11分配信 巨大経済圏構想「一帯一路」を宣伝するモニター画面=15日、北京 【北京時事】中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが17日、北京で開幕する。習近平国家主席は2日間の会期中、ロシアのプーチン大統領をはじめとした構想参加国の首脳らと会談する見通し。2013年に習氏の肝煎りで始まった構想の10年間の成果を誇示し、関係国との連帯をアピールする。 拡大路線、巨額投資曲がり角 米中対立に拍車も―「一帯一路」10年 サミットフォーラムは今回で3回目。中国メディアは140カ国以上の代表が参加すると報じているが、外務省は出席者の内訳を明らかにしていない。期間中、習氏が基調演説を行うほか、ハイレベル会議やテーマ別会議、企業家による会合、歓迎夕食会が予定されている。
中国の習近平国家主席が提唱した巨大経済圏構想「一帯一路」の国際フォーラムが17日、首都・北京で始まります。 これにあわせて習主席とロシアのプーチン大統領の首脳会談が18日、行われる予定で、イスラエル・パレスチナ情勢やウクライナ情勢などをめぐってどのような意見が交わされるかが焦点です。 目次 ロシアの専門家「中国とともにアジア諸国と連携強化」 一帯一路 “巨大経済圏構築しようという構想” 「一帯一路」の国際フォーラムは中国の首都・北京で17日から2日間の日程で開かれ、中国政府はことし最も重要な外交活動と位置づけ、140か国余りの代表などが参加を決めているとしています。 17日は、企業関係者が参加する会議や各国の首脳を歓迎する晩さん会が開かれ、18日は、習近平国家主席が演説を行う予定です。 また、フォーラムにあわせてロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻後初めて中国を訪れ、ロシア大統領府は、習
ロシアのプーチン大統領は、17日から中国ではじまる「一帯一路」の国際フォーラムにあわせて北京を訪問するのを前に、中国の国営テレビのインタビューで、習近平国家主席との友好関係をアピールしながら、中国との連携の強化に意欲を示しました。 ロシアのプーチン大統領は、去年2月にウクライナへの軍事侵攻を開始して以降、初めて中国を訪問し、習主席が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」の国際フォーラムに出席するとともに、習主席との首脳会談に臨む予定です。 プーチン大統領は、中国訪問を前に国営の中国中央テレビのインタビューに応じ、15日、その内容が放送されました。 この中でプーチン大統領は習主席について「冷静で実務的な、信頼できるパートナーだ」とたたえ、個人的な友好関係をアピールしました。 そして「一帯一路」の構想について「協力の枠組みで自分の意思を他者に押しつけていない。植民地主義的な色彩を帯びた計画とは決定
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