愛子さま、ときどきめがねをかけ…天皇陛下と“お二人では初”の雅楽鑑賞「楽しく聴かせて頂きました」 宮内庁楽部
新型コロナウイルスで、医療や介護の働き手の待遇が悪化している。感染対策のコストがかさみ、患者や利用者が減って、経営が揺らいでいるためだ。 【画像】風俗やめた女性を救った一枚のマスク ■給料やボーナス、カットが続出 一時金をカットせざるを得ない病院や施設も相次ぐ。国は医療・介護従事者へ最大20万円を配る予定だが、減収分を補うのは難しい。一部では雇い止めや、休みを指示する一時帰休などもみられ、雇用をどう守るかも課題だ。 医療機関のコンサルティングを手がけるメディヴァによると、一般の患者が感染を恐れて受診を控える動きがめだつ。同社が全国約100の医療機関に感染拡大の前後で患者数の変化を聞いたところ、外来患者は2割強、入院患者は1~2割減った。首都圏では外来は4割、入院は2割減。とくにオフィス街の診療所では、在宅勤務の定着で会社員らの患者が落ち込む。 メディヴァの小松大介取締役は、医療機関の経営が
安倍晋三首相が打ち出した全世帯に2枚ずつ配布する布マスクが山口県内に届く時期の見通しが立たない。スーパーなどでは既にマスクが購入数の制限なく店頭に並び、自治体への寄付も相当数に上る。厚生労働省は「東京など感染が多い地域を優先し、山口の時期は分からない」とする。不良品騒ぎなどトラブル続きの「アベノマスク」。県民からは「今さら届いても」との声も出ている。 不織布マスクの「上と下」「裏と表」の見分け方 スーパーの丸久(防府市)は今月に入り全88店舗で約134万枚を販売した。山口市の赤妻店では在庫も抱え1箱(50枚入り)を3278円でワゴン売りしている。経営企画室の松田祐樹さんは「他社の店でも普通に並び、売れ行きも落ち着いている」と話す。 同市の別のスーパーでは「販売制限を解除」と書かれたチラシをつるし、ドラッグストアではレジ近くで山積みに売っている。同市吉敷中東の主婦赤山恵美さん(45)は「ネッ
新型コロナウイルスが医療現場にさまざまな影を落とす中、穏やかな死を迎えるためのホスピスにも余波が及んでいる。九州で最初に緩和ケアに取り組み、全国最多のホスピス病床がある栄光病院(福岡県志免町、178床)では、感染防止のため初めての面会制限に踏み切った。ホスピス長の下稲葉順一医師(49)は「患者と家族のケアという、今まで重きを置いてきたことができない。ウイルスに分断されるつながりを何とかつないでいきたい」と苦悩する。 【動画】「涙が出た」コロナ終息願う動画、ネットで話題に 病棟は今、しんとした静けさに包まれている。新型コロナの感染拡大を受け、4月上旬、家族の面会を制限した。原則、週1回、2人に限って30分だけ。「家族に会いたい」と繰り返す人、硬い表情が張り付いた人も出てきた。 同病院は1986年から終末期のがん患者への緩和ケアに取り組み、90年に九州で初めて「緩和ケア病棟」として認可された。
今年3月、東京電力福島第1原子力発電所に近い福島県双葉町、富岡町などの帰還困難区域の避難指示が一部解除された。 JR常磐線が全面再開し、9年ぶりに被災地を特急が通り、東京五輪の聖火リレーも予定されて、地元は交流の広がりを復興の弾みにしようと盛り上がった。 だが、首都圏の「新型コロナウイルス」蔓延で、期待を託した春のイベントは中止に――。 再びの苦境にある浜通り地方の被災地から、懸命に発信を続ける女性を取材した。 ■JR常磐線が全線再開 ホームからフェンス越しに見える駅の西側には、広大な空き地があるだけで、工事車両が慌ただしく動いていた。新幹線が通りそうな真新しい2階建ての駅舎も無人で、正面を出た駅前広場には、警ら中のパトカーが1台ぽつりと停まっている。 双葉町を訪ねたのは4月下旬。午前10時24分発の下り普通電車がちょうど双葉駅を滑り出たところだったが、「2020.3.14 常磐線全線運転
新型コロナウイルスによる休校措置の解除が進む中国で、生徒が体育の授業中に死亡したり、けがをしたりする事例が出ている。医療用の高性能マスクをしたまま走っていた生徒が急死するケースもあり、専門家が注意を呼びかけている。 【写真】日本の商店街ではマスク山積みの店も 中国では感染状況が落ち着いた4月中旬以降、各地で高校や中学の登校が再開されている。 そんな中、内陸部の河南省と湖南省で4月下旬、体育の授業中にマスクを着用していた中学3年生が突然倒れ、死亡する事故が相次いだ。湖南省のケースでは、生徒は医療用の高性能マスクをつけたまま1千メートル走をしていたという。 湖南省では体育の授業中に生徒が疲労骨折を起こすケースも確認された。 専門家は中国メディアの取材に「高性能マスクをしたまま激しい運動をすると、深刻な低酸素状態を引き起こす危険性がある」と指摘。さらに、在宅授業が3カ月近く続いて運動不足になって
神戸市立医療センター中央市民病院は9日、同院の看護師やその家族に対し、誹謗中傷や風評被害があったと明らかにした。院内では精神科でチームを組み、メールや電話を含めた相談に応じ、職員らのケアをしているという。 【写真】「愛煙家ナメとんのか!」不満の落書き 同院によると、看護師の夫が勤務先の会社から「奥さんが看護師を続ける限り、あなたは出勤できない。会社を辞めるか、奥さんが辞めるか」と迫られたケースがあったという。このほか、別の妊娠した看護師が医療機関での診療を拒否されたり、職員が復帰後も涙ぐんだりすることも。 木原康樹院長は「誰かが過失を起こしたという、責任追及的な論調に苦しんでいる」と訴えた。(井川朋宏)
テレビ、新聞にネット……どこも新型コロナウイルス感染症の話題一色。そんな今こそ、正しい知識を持つことが重要だ。元厚労省医系技官で、医師の木村もりよ氏(54)に、「コロナ常識の嘘」と「日本人が今、知るべきこと」を聞いた。 【グラフ】新型コロナウイルス、致死率が高い「基礎疾患」リスト 「『1カ月、2カ月頑張って自粛すれば収束する』と盛んに言われていますが、それは間違い、嘘です。この闘いが長期化するのは明らか。 一般にどんな感染症も、収束への道筋は二つのみで、集団免疫を獲得すること、あるいは有効なワクチンが開発されること以外にありません。1~2カ月という短期間での収束とは、現実逃避にすぎないと思います。 “3密” という言葉に固執することにも疑問があります。海外を見ても採用している国はないんです。カリフォルニア州やニューヨーク州では、PCR検査で陽性となった人たちの何十倍の人数が感染しているとわ
オンラインで入居者と家族をつなぐサービスが福島県郡山市の高齢者施設で始まっていて、新型コロナウイルス感染対策で面会が禁止され、寂しい思いをしている入居者の心を癒している。 画面に映る家族の姿を見て喜ぶ伊藤シンさん(87)。 こらえていた思いが涙となって溢れ出す。 郡山市にある特別養護老人ホームでは重症化リスクが高い入所者の感染を防ぐため、2月末から家族の面会が禁止になっている。 入所者のおよそ9割が携帯電話を持っていないため施設側が家族に健康状態を報告していた。 「家族に会いたい」という切実な思いに応えて、施設ではタブレット端末を導入した。 入所者と家族の時間を調整して、家族所有のスマートフォンとつなぎ、無料通信アプリ「LINE」を通じてテレビ電話ができるようにした。 テレビ電話を楽しみにしていた増子さん夫婦、息子と孫が梨畑からつないでくれた。 孫の阿部智輝さん:「じいちゃんとばあちゃんが
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、神戸・ポートアイランドに整備中のスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」を活用し、電車の中や室内でせきやくしゃみの飛沫(ひまつ)が広がる経路をシミュレーションする取り組みが始まった。走る自動車の周囲の気流をスパコン「京(けい)」で予測した理化学研究所計算科学研究センターの坪倉誠チームリーダー(神戸大教授)らが企画。迅速に分析して、データに基づく提言につなげたいとしている。(霍見真一郎) 【写真】新スーパーコンピューター「富岳」 理化学研究所は現在、複数の新型コロナウイルス関連研究に対し、整備中の富岳を優先提供している。坪倉氏によると、飛沫経路を予測するのは、通勤電車とオフィス、教室、病室。 これまでも、外気の出入りがない部屋でくしゃみの飛沫の広がり方などをシミュレーションした例はあるが、窓を開けたときの気流の変化なども考慮した詳細な計算は初めて。富岳の高
新型コロナウイルスに関して、さまざまな「独特の症状」が報道されるようになってきた。もっとも有名なのは、味覚と嗅覚の異常だろう。日本でも、阪神の藤浪晋太郎選手や、タレントの黒沢かずこが味覚・嗅覚の感じにくさを公表し、広く知られるようになった。 新型肺炎パンデミック!死亡患者17人「最期の1週間」全症状 カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは、4月12日、味覚・嗅覚障害のある人は、比較的回復が早いとする調査結果を発表している。研究チームの医師は「匂いがわからなくなった患者の74%が、調査時には回復」と指摘している。 新型コロナウイルスは、通常のインフルエンザとは異なる肺炎を引き起こす。イタリアでは、新型肺炎が治っても、肺に永久的な損傷が残るかもしれないと報道されている。ライニュース(4月18日)によれば、軽症で、自宅療養で完治した6人のダイバーが、肺の損傷のため、もはやダイビングできな
21日午前8時半頃、福岡市南区大橋1のうなぎ店「うなぎの黒田屋」で、男性店主(36)から「包丁を持った男が店に入った」と110番があった。男は、店主の娘で3歳と6歳の姉妹を人質に取って建物内に立てこもり、約6時間後、福岡県警の説得に応じて出てきた。県警は、逮捕監禁と住居侵入の容疑で現行犯逮捕した。姉妹に目立ったけがはなかった。 ■「恨みあった」供述 発表によると、逮捕されたのは、同店元従業員で、無職の男(35)(福岡市南区)。容疑を認め、動機について「働いていた時の恨みがあった」と供述しているという。男は以前から店主との間でトラブルがあり、最近、店を解雇されたという。 現場は4階建ての店舗兼住宅で、1、2階が店舗、3、4階が住居。店主が開店準備のためシャッターを開けようとしたところ、男が店内に押し入り、店にあった包丁2本を取り出すなどしたため、店主は外に出たという。男はその後、店主の妻と姉
新型コロナウイルス感染拡大を受けた経済対策で、焦点の現金給付は国民1人当たり10万円とすることが決まった。 【写真】台湾から日本に寄贈されるマスクのサンプル 連立解消まで持ち出した公明党の強硬な要求に安倍晋三首相が折れた形で、2020年度補正予算案を組み替える異例の展開となった。第2次政権発足以降貫いてきた官邸主導の政治手法が今回ははね返され、首相の求心力低下も印象付けた。 「今、やらないと私も首相もおしまいですよ」。15日午前の首相官邸。公明党の山口那津男代表は首相に語気を強めて一律10万円給付の実現を迫った。複数の与党関係者によると、山口氏はこの際、「連立離脱」の可能性に踏み込んだとされ、あまりのけんまくに首相も動揺を隠せなかった。 公明党は当初から10万円の給付を主張したものの、減収世帯に対象を絞った30万円給付で決着。公明支持層からは「受け取れない人が多い」との怒りが渦巻いた。公明
批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。 * * * 生権力(せいけんりょく)という言葉がある。フランスの哲学者フーコーの概念で、人間を家畜のように捉える権力を意味する。たとえば税制を変えれば出生率も変わるが、そのようにして集団を「管理」するのが生権力である。 生権力の働きは、非人称で政治的に中立なふりをしてくるので抵抗が難しい。だからこそ警戒が必要だというのが常識だったが、コロナ禍でその歯止めは吹き飛んだ。 しかも現在台頭しつつある生権力は、感染拡大防止という「絶対善」とGPSのような監視技術に結びついているため、はるかに強力である。韓国や台湾では初期からスマホの位置情報で感染者の行動を監視している。欧州も始めている。 ビッグデータの利用はさらに多くの国で行われている。米国ではスマホ監視により集会が確認され警
4月7日、新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)に基づき、東京を始めとする7都府県を対象に5月6日までを期限とする緊急事態宣言が発令された。 欧米のメデイアは一様に「感染拡大を抑制するには不十分な措置である」と厳しい評価を下しているが、緊急事態宣言を発令したことの成否は、「どこまで人の動きを抑えられる」にかかっている。 緊急事態宣言発令により、地方自治体は外出自粛要請と休業要請が行えるようになる。このうち休業要請については、罰則はないが要請に従わない企業名を公表することにより実質的な強制力を発揮できることから、「人と人の接触を8割減らす」という目標達成の切り札である。 だがその休業要請について、休業補償の是非を巡って国と地方自治体が対立している。 財政に比較的余裕がある東京都を除く6つの府県知事は「休業要請と休業補償はセットである」との態度を明確にし、これが認められなければ休業要請を
[パリ/ベルリン 5日 ロイター] - 新型コロナウイルスに対応する医療従事者を守るためのマスクを確保する動きが世界中で加速しており、マスク市場は「ワイルド・ウエスト」(無法で粗野な米国開拓時代)と化している。米国が既に契約を結んだ他国よりも高い価格を払って買い占めるケースも見られている。 【図解】国別・地域別、世界の感染状況 フランスとドイツの高官によると、米国はマスクの世界最大生産国である中国に市場価格を大幅に上回る値段を払っている。既に契約を結んだ欧州の国から契約を奪い取ることもあるという。 ドイツのメルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の幹部は、ロイターに対して「お金は問題でない。米国は必死だ。どんな値段でも払う」と話した。 新型ウイルスは昨年中国で初めて発生して以降、パンデミック(世界的大流行)と化した。欧州や南北アメリカ、その他の地域で各政府が必死に医療
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