北陸新幹線で未着工となっている福井県敦賀以西のルートについて、政府は小浜-京都ルートを採用する方針であることが判明。しかし開業予定が2046年という壮大な計画に、ネットには驚きの声があがっている。 北陸新幹線は1997年に高崎駅~長野駅間が「長野新幹線」として開通し、長野止まりの時期が長らく続いたが、2015年3月に長野駅~金沢駅間が完成。首都圏と北陸の移動時間は大幅に縮まったものの、計画では、北陸新幹線は最終的に大阪まで延びることになっている。 金沢駅~敦賀駅(福井県敦賀市)間は工事が進んでおり、同区間は2023年に開業予定だが、敦賀以西については、東海道新幹線の米原駅(滋賀県米原市)と接続する「米原ルート」、福井県小浜市通って京都に向かう「小浜・京都ルート」、京都府舞鶴市を通る「舞鶴ルート」の3案が浮上。所要時間、建設費、費用対効果などを検討した結果、与党プロジェクトチームは12月
12月公開映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』より、田原総一朗、町山智浩、森本敏らの賞賛コメントが公開された。 本作は、映画『クイーン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンが主演する軍事サスペンス。英米合同軍事作戦が遂行される会議室を舞台に、無人偵察機ドローンで大規模自爆テロを防ごうとする軍人たちの葛藤や、現代の戦争の闇を映し出していく。 英国国会議事堂内(ウェストミンスター宮殿)での試写会や、米国の軍事関係者向けに試写が行われたという本作。ニューヨークで10月19日に行われた「ヒューマン・ライツ・ファースト・アワード」では、“シドニー・ルメット賞”を受賞した。ポール・イートン元米陸軍少佐は、「この作品は米国の国家安全に関わるすべての人が観るべきだ。政権はもちろん、国防省、国家安全保障会議も。なぜなら何が正しい答えなのかというジレンマを正確に描写しているからだ。
東洋経済オンラインで貧困に喘ぐ女性の現実を連載するノンフィクションライターの中村淳彦氏と「貧困報道」は問題だらけだを連載するルポライターの鈴木大介氏。この2人が、性産業の問題から教育・福祉・介護の悲惨な状況、日本社会の構造的問題にいたるまで、計12時間にわたる対談を行った。その全容は共著『貧困とセックス』(イースト新書)に収められているが、ここでは前後編に分けて、そのうちのエッセンスを紹介。今回は後編だ(前編はこちら)。■ 超高齢化社会による介護のラッシュ この記事の写真を見る 鈴木:現在進行形の貧困問題は、過去に貧困をケアしてこなかった結果です。そのツケが、最近一気に噴出した。わかりやすいのは、戦災孤児。彼らが体験した貧困のその後のケアに、土木だとか港湾労働といった単純労働に就かせた。新しい産業を興して人手が不足の産業に貧しい人を誘導したわけです。その産業のラッシュが終わったら、彼らに
先般の通常国会で「確定拠出年金法等の一部を改正する法律」が可決成立した。最も大きな変化は、確定拠出年金の加入資格を持つ対象者が大幅に増えることになったことだ。 確定拠出年金の改正法が今年通るらしいことは事前に予想されていたので、例えば筆者のような資産運用に関係する著述業に関わる人物が、改正法成立の前後を狙って確定拠出年金の本を出版しようと考えても不思議ではない。 現に、そう思った著者と出版社が相当数存在したようで、確定拠出年金の解説本がすでに何冊も出ているし、同業者に聞くところによると、これからも何冊か出るらしい。大ブームにはなっていないが、結構な点数の確定拠出年金本が出版されることになる。 ご多分にもれず、筆者も、『確定拠出年金の教科書』(日本実業出版社)というタイトルの本を書いた。著者本人としてはオーソドックスで網羅的な内容だと思う本だ。 確定拠出年金は、ある程度安定的な収入の
是枝裕和監督の『海よりもまだ深く』と森達也監督の『FAKE』『A2完全版』が公開され大きな反響を呼んでいる。これから広島原爆をテーマにした是枝さんの『いしぶみ』も公開される。いま最も話題の2人の映画監督の対談を月刊『創』7月号から転載したい。対談の収録は2016年5月に行われ、『FAKE』『いしぶみ』の橋本佳子プロデューサー、『創』篠田博之編集長も議論に加わっている。(編集部) 森 『FAKE』については取材がすごく多いんです。『A』『A2』の時にも多少あったけれど、これほどではなかったと感じています。作品を発表した以上、言葉で補足や解説はしたくない。だから基本的にインタビューは受けたくないので断ってくれと配給会社に言っていたのだけど、今はどんどんなし崩しになってしまっています。まあ受けないことにはパブリシティが出ないので、悩ましいけれど仕方がない。 ただやっぱり訊かれる質問はほぼ同じ
●「返済必要なし」に涙する親も 「この基金を立ち上げる時、『期間をいつまでにするか』ということが議論の中心になりました。インフラなどは、年々復興していくでしょう。しかし、失われた家族は戻ってくることはありません。そこで、『その時おなかの中にいた子供が、大学や専門学校を卒業するまでが支援期間』と決定しました」(同) 例えば、12年1月に生まれた子供が1年の浪人の後に大学に入学、大学院修士課程が修了するまで(あるいは医学部を卒業するまで)、基金は存在することになる。 つまり、26~28年間、2040年前後まで基金は続くということだ。これほど息の長い支援を、11年の時点で私企業が決定している。 記者会見では、カルビー代表取締役会長兼CEOの松本晃氏が「海外の企業で働いていて感じたのは、日本人には思いがあってもなかなかできないことをいかにかたちにするか。そのひとつが社会貢献」と語っていた。
話題のドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)に出演中の太賀(23才)が、圧巻の演技とツイッターなどでも話題になっている。宮藤官九郎脚本で、岡田将生、柳楽優弥、松坂桃李、安藤サクラら演技派の俳優揃いの中にあって、異彩を放つ太賀の演技への注目度はグングン上昇中だ。テレビ解説者の木村隆志さんが彼の魅力を解説する。 * * * これほど不快感を醸し出すキャラクターは、『半沢直樹』(TBS系)の“机バンバン”こと小木曽次長(緋田康人)以来でしょうか。それほど“ゆとりモンスター”山岸ひろむを演じる太賀さんの存在感は際立っています。 1話のドラマ開始わずか1分で登場した太賀さんは、いきなりフルスロットル。取引先回りの営業に遅刻したあげく、「駅からタクっちゃいました」。取引先へのあいさつで、「本当はマーケティング志望なんですけど、まあ営業で」。会社の上司に、「自分、泥仕事したくないんで。用もないの
北欧ノルウェー沖のバレンツ海で、天然ガスの爆発によってできたとみられる複数の巨大クレーターが見つかった。ノルウェー北極大学の研究チームはこの発表に伴い、魔の海域として知られる「バミューダ・トライアングル」の謎も同じ理由で説明がつくかもしれないと示唆し、物議をかもしている。 魔のバミューダに消えたフライト19編隊 クレーターの大きさは、最大のもので直径800メートル、深さは45メートル。海底の堆積物に閉じ込められていた天然ガスのメタンが爆発したことによってできたと考えられている。 研究チームは、このような急激なガスの放出は船舶にも危険であるとし、マイアミ、バミューダ、プエルトリコを結ぶ海域「バミューダ・トライアングル」で船や飛行機が行方不明になる現象も、これが原因の可能性があると指摘した。 バミューダ・トライアングルのガス爆発説は、これまでにもロシアの科学者イゴール・エリツォフ氏をはじ
小惑星が地球に接近している。地球へ衝突することはまずないが、かなりスレスレのところを通過しそうだ。 【フォトギャラリー】標的は地球?小天体接近 NASAの発表によれば、小惑星2013 TX68は米国時間の3月5日に地球をフライバイ(接近通過)する。推定されている最接近時の距離は、静止軌道衛星の高度の約半分である1万7000キロから、月までの距離の35倍ほどの1400万キロと大きな幅がある。 これはデータが十分にないためだ。2013 TX68が観測されたのは、米アリゾナ州で実施中の地球近傍天体観測プロジェクト「カタリナ・スカイサーベイ」が、2013年に初めて見つけた時の一度きり。当時、科学者たちはこの小惑星についてのデータをわずか3日間しか収集できなかった。3日後にTX68は太陽の前を通過したため、太陽の光に遮られて見えなくなってしまったのだ。 「軌道は計算できましたが、計算に使う基本
リオデジャネイロ五輪出場のラスト一枠を争うAFC U-23選手権の3位決定戦が現地時間29日に行われ、イラクとカタールが対戦した。120分の激闘を末、2-1で試合は終了。イラク代表がアテネ大会以来3大会ぶり5回目のオリンピック出場を決めた。数々の困難を乗り越えての五輪出場。それはサッカー界を超えた国の期待を背負った挑戦だった。 イラク、不屈の精神で3大会ぶり五輪出場権獲得! 監督退席も延長でカタール下す 【イラク 2-1 カタール AFC U-23選手権3位決定戦】 2016年1月29日。イラクサッカー界にとって歴史的な一日となった。 90分を終えて、U-23イラク代表対カタール代表は1-1の同点。勝負は延長戦にもつれ込んだ。両者に疲れが見えつつも懸命にプレーを続けた109分、アイメン・フセインが頭でゴールにねじ込みついにイラクが逆転に成功した。 そのまま試合は2-1で終了。イラク代
脳とコンピューターを繋ぐチップを頭に埋め込み、前線の兵士を「サイボーグ」に変える技術を、米軍が開発中だ。このインターフェイスは、米国防総省の研究機関である国防高等研究計画局(DARPA)が開発に取り組んでいる。チップを通じて脳細胞とコンピューターを接続できれば「人間の脳と最新電子機器の間に伝達経路を開くことができる」と、DARPAは説明する。 DARPAの研究者が脳と機械の接続を試みるのはこれが初めてではない。しかし、これまでの研究成果ではその機能は限られていた。新たに設置された「脳科学技術システムデザイン」(NESD)の研究プログラムでは、一度に接続できる脳細胞の数を数万個単位から数百万個単位へと飛躍的に増加させることを目指している。 「脳とコンピューターを繋ぐ現代で最高レベルのインターフェイスシステムを使っても、2つのスーパーコンピューター同士が70年代製の古い通信モデムを使って会
イギリスにある世界最大の航空業界格付け会社・スカイトラックス社が公開している格付けランキングで、2013年、14年の2年連続“世界で最も清潔な空港”に選ばれた羽田空港。その栄誉の裏に、ひとりの女性の長年の努力が存在していることをご存じだろうか。 彼女の名は新津春子。羽田空港国際線ターミナル、第1ターミナル、第2ターミナル清掃の実技指導者だ。 彼女の名前は、NHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル仕事の流儀」の弱冠30歳のディレクター・築山卓観氏の「一目ぼれ」をきっかけに世の中に知れ渡ることになる(築山氏は2014年・2015年と第一制作センター賞を受賞している凄腕ディレクターでもある)。 その「一目ぼれ」は、のちに2015年の「プロフェッショナル仕事の流儀」の中で最高視聴率をとった「心を込めて あたりまえの日常を」という番組に結実することになったのだ。 少し長くなるが、築山
7月8日、千葉地裁で「懲役3年、執行猶予5年」と下された判決は、宮本浩二・被告(仮名・93歳)が当時83歳の妻に対する「嘱託殺人未遂(妻の死亡後、嘱託殺人に訴因変更)」に関するものだった。昨年11月8日、痛み止めの薬も効かず苦しむ妻を見かねて夫が手をかけたのだが、死ぬ間際まで夫妻は仲睦まじかった。 太平洋戦争で南方戦線に従軍した経験を持つ宮本被告は終戦後、都内で靴職人として働き始める。妻と出会ったのは当時の職場だった。1952年に結婚、3人の子供にも恵まれた。悲劇の現場となった自宅には20数年前に移り住み、近年は夫婦2人きりで生活していた。 近隣住民は仲睦まじい2人の姿をたびたび目にしていた。 「定年後も旦那さんは警備員の仕事などを続けていた。少し前までは庭の手入れをしたり、知人に借りた畑で野菜を作ったりと、寡黙だけど精力的に働いていました。一方の奥さんは、スーパーで会うと、『元気?
SNSという閉ざされた世界でいじめにあっていた娘を、LINEを逆手にとって救った両親がいる。 佐伯学(仮名・46)と理恵(仮名・36)の闘いは、SNSアプリの中で野放しになっている子どもと、どう向き合えばいいのかを教えてくれる貴重なケースだ。 闘いの導火線に火がついたのは夫妻の長女、茉奈(仮名・15)の卒業文集だった。クラスの寄せ書きに、茉奈だけが載っていない。 茉奈へのいじめが始まったのは、中2の終わりごろ。きっかけは茉奈の中学に他校の男子が乗り込んできた際、茉奈が知り合いだったため、仲裁に入り帰らせたことだった。それが「他校の不良生徒を呼び込んだ」と、学校中から白い目で見られるようになった。 以降、茉奈は"透明人間"になった。無視は人間としての尊厳が踏みにじられる、耐え難い暴力だ。佐伯夫妻は毎週水曜に限り、学校を休ませることにした。家という逃げ場を週の真ん中に作ることで、茉奈を
一般人がスマホで撮った決定的瞬間を報道機関が買い取るネットサービスが急拡大中! ダイヤモンド・オンライン 8月28日(水)8時30分配信 世間を賑わせる事件の第一報が、マスコミではなく一般市民から発せられることが増えている。 【詳細画像または表】 その背景にはいわずもがな、カメラ機能のついたスマートフォンが普及し、情報を発信できるメディアを個人が持ち始めたことがある。現場に居合わせた誰もがフォトジャーナリストになり得る。 フィンランドのヘルシンキに本社を置くP2S Media Groupが運営するフォトストックサービス「スクープショット(スクープショット)」は、先述のような今のメディア環境を捉えた巧いサービスだ。 iOS・AndroidOS・WindowsOSを搭載したスマートフォンに無料のスクープショットアプリをダウンロードし、起動した状態で撮影、アップロードすれば、写真を有料で販
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