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ブックマーク / realkyoto.jp (4)

  • REALKYOTO – CULTURAL SEARCH ENGINE » 疫病の年の手紙 浅田 彰

    グローバル化の行き着く先で、温暖化に代表される地球環境問題もいよいよ発火点に来ている、エボラ出血熱やトリ・インフルエンザ H5N1 などによるパンデミックの可能性も考慮しておかねばならない…。 頭ではわかっていたつもりだったし、折りにふれて話もしてきましたが、実際に新型コロナウイルス SARS-CoV-2 による COVID-19 パンデミックが起こってみると、あらためて身体的に危機を痛感するこの頃です。 2019年12月から後に Covid-19 と呼ばれることになる肺炎の流行が伝えられていた武漢が2020年1月23日に封鎖されたと報じられたとき、パンデミックは不可避だと覚悟しました。遅まきながら(というか、最初、医師たちの警告を封殺しておきながら)中国政府がそこまで危機感をもったほどのエピデミック。しかし、いかに共産党独裁国家とはいえ人口一千万人規模の都市を完全に封鎖することなどできる

    mmsuzuki
    mmsuzuki 2020/04/24
    “コミュニティというのは、免疫のない人たち、互いから感染するリスクを共有する人たちの共同体”
  • 浅田彰「パリのテロとウエルベックの『服従』」|REALKYOTO

    1月7日にフランスで諷刺新聞『シャルリー・エブド』(チャーリー・ブラウンにちなむ名前なので『週刊チャーリー』と訳したいところ)による預言者ムハンマドの諷刺画に怒ったイスラム過激派が編集部を襲撃して5人の諷刺画家やライターを含む12人を殺害、並行して起こったユダヤ系品店での人質立てこもり事件なども含めて、最終的に犠牲者は17人に上った(イスラム教徒も含まれる)。 『シャルリー』は1968年5月革命世代によるアナーキズム系の全方位斬りまくり諷刺新聞、前身が『Hara-Kiri』だったことからも推測できるように決して良識派の媒体ではない。筑紫哲也がインターネット上の匿名掲示板に溢れる書き込みを「便所の落書き」と呼んだことがあるが、あえて言えば『シャルリー』も「便所の落書き」に類するものだ。しかし、そもそもジャーナリズムや諷刺は「便所の落書き」から発生したと言うべきではないか。「便所の落書き」で

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    mmsuzuki 2019/09/07
  • REALKYOTO – CULTURAL SEARCH ENGINE » 「あいちトリエンナーレ2019 情の時代」

    福永信 あいちトリエンナーレ2019(津田大介芸術監督)は参加アーティストの男女比をほとんど均等にするというユニークなアイデアを提案し、実現した。単純なアイデアと批判もあっただろうが、一度見てみたいと私は楽しみにしていた。なぜならそんな状態を一度も日の巨大な展覧会は実現したことがないのであり、誰もやってないアイデアの実現というのはそれだけでとても好きだからだ。 しかし展示に対する抗議の声により、その均衡がわずか3日間で崩れ始めたのは周知のとおりだ。多数寄せられたという抗議の男女比はわからないし、会期から1週間余りで770件もの脅迫メールが届くという異常事態だが(単なる抗議、クレームではなく「脅迫」というのに驚かされる。普通、世間ではアーティストという存在の方がイカれていると思われることが多いはずだが、これでは全く逆転して世間の方が完全にイカれているではないか、しかも最悪のイカれかたで)、

  • 昭和の終わり、平成の終わり - REALKYOTO

    浅田 彰(あさだ・あきら) 1957年、神戸市生まれ。 京都造形芸術大学大学院学術研究センター所長。 同大で芸術哲学を講ずる一方、政治、経済、社会、また文学、映画、演劇、舞踊、音楽、美術、建築など、芸術諸分野においても多角的・多面的な批評活動を展開する。 著書に『構造と力』(勁草書房)、『逃走論』『ヘルメスの音楽』(以上、筑摩書房)、『映画の世紀末』(新潮社)、対談集に『「歴史の終わり」を超えて』(中公文庫)、『20世紀文化の臨界』(青土社)などがある。 最新のエントリー 19.05.01 昭和の終わり、平成の終わり 19.03.29 原美術館のドリス・ファン・ノーテン 19.03.07 マックイーンとマルジェラ――ファッション・ビジネスの大波の中で 18.12.07 映画のラスト・エンペラー――ベルナルド・ベルトルッチ追悼 18.11.03 トランプから/トランプへ(5)マクロンとトラン

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    mmsuzuki 2019/05/03
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