アメリカのカマラ・ハリス副大統領(59)は大急ぎで、自己紹介をやり直さなければならなくなった。自分のことをジョー・バイデン大統領の「副官」としてではなく、「最高司令官」になり得る人物としてふさわしいか見極めることになったアメリカの有権者に対して、自分がどういう人間なのかを伝えるために。 ハリス氏はイリノイ州シカゴにおける民主党の全国大会で、これまでのキャリアで最大の瞬間を迎えた。有権者たちはそこで、ハリス氏のかたわらに立つ家族や、ハリス氏がここまで来るのを助けてきた人たちのことも知ることになった。