人はまちがえる。それは、どんなにがんばっても、脳がまちがいを生み出すような情報処理を行っているから。しかし脳がまちがえるからこそ、わたしたちは新たなアイデアを創造し、高次機能を実現し、損傷から回復する。そのような脳の実態と特性を、最新の研究成果をふまえて解説。心とは何か、人間とは何かに迫る。 はじめに 序章 人は必ずまちがえる 1 ヒューマンエラーの実態 2 対策の限界 3 脳の何が問題なのか? コラム0 どこからが脳のドーピングか? 第1章 サイコロを振って伝えている?──いい加減な信号伝達 1 働いている脳の信号伝達 2 どのように調べればわかるのか? 3 ニューロンは協調して働くしかない コラム1 ブレイン─マシン・インタフェースはなぜ難しいのか? 第2章 まちがえるから役に立つ──創造、高次機能、機能回復 1 脳活動のゆらぎと創造 2 記憶はまちがえてこそ有用である 3 まちがえる
ジョージ・オーウェルが一九三六年に植えた薔薇の生き残りとの出会いから、見過ごされてきた彼の庭への情熱に光をあて、精神の源を探るソルニット。豊かな思索の旅は、オーウェルの人生とその時代から、化石燃料としての石炭、帝国主義や社会主義と自然、花と抵抗をめぐる考察、薔薇産業のルポ等を経て、未来への問いへと続く。 二〇二二年九月八日のこと、英国王エリザベス二世が死去した。そのニュースが報じられると同時にメディアを席巻したのは、バッキンガム宮殿の上空にかかる二重の虹の写真だった。SNSを中心に、人びとは虹の意味をさまざまに読み込んだ。虹は哀悼や弔いのしるしだという基本的な読みがあり、この世を去ってもなお女王が国民とともにあることを示していると言う者もいれば、二重の虹は女王から息子のチャールズ三世への王位継承の象徴だという解釈まであった。自然現象としての虹は、空気中を漂う水滴に太陽光が反射したり屈折した
今や政府・企業・組織・個人のどのレベルでも必要とされるSDGsの要・普遍的人権の理念や制度の誕生と発展をたどり、内政干渉を嫌う国家が自らの権力を制約する人権システムの発展を許した国際政治のパラドックスを解く。冷戦体制崩壊後、今日までの国際人権の実効性を吟味し、日本の人権外交・教育の質を世界標準から問う。 はじめに 第1章 普遍的人権のルーツ(18世紀から20世紀半ばまで)――普遍性原理の発展史 Q.人権理念や制度はいつ生まれたものなのか? 1 他者への共感と人権運動の広がり 2 二つの世界大戦と普遍的人権の理念 第2章 国家の計算違い(1940年代から1980年代まで)――内政干渉肯定の原理の確立 Q.なぜ国家は自らの権力を制約する人権システムの発展を許したのか? 1 国際政治のパラドックス 2 冷戦下の新しい人権運動 第3章 国際人権の実効性(1990年代以降)――理念と現実の距離 Q.
もはやアメリカは“ユナイテッド・ステイツ”ではない.なぜ分断はこれほど深いのか.カリフォルニア大学バークレー校の著名学者が共感を遮る「壁」を越え,右派の心へ向かう旅に出た.全米最貧州の一つ南部ルイジアナでの5年間,ティーパーティー運動を支える人々から聞き取ったディープストーリーを丹念に描く. まえがき 第1部 大きなパラドックス 第1章 心に向かう旅 第2章 「いいことがひとつ」 第3章 忘れない人々 第4章 候補者たち 第5章 「抵抗する可能性が最も低い住民特性」 第2部 社会的地勢 第6章 産業――「米国エネルギーベルトのバックル」 第7章 州――地下一二〇〇メートルの市場を支配する 第8章 説教壇とメディア――「その話題は出てこない」 第3部 ディープストーリーを生きる 第9章 ディープストーリー 第10章 チームプレイヤー――忠誠第一 第11章 信奉者――黙ってあきらめる 第12章
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く