成人[注 4]について、1日3回各20ミリリットルを食前又は就寝前に服用する。 製品には専用の計量カップが同梱されており、1回量を容易に計量できる。 前述のとおり酒類に該当しないことから、かつては20歳未満の者に対しても販売促進策をとられた時期があったが、食生活の向上による虚弱児童の減少と飲酒に対する意識の変化を踏まえて、現在は推奨されていない。かつて小児にも設定されていた用法・用量は、現在成人のみの設定となっている[注 5]。 日本産の薬用酒である[3]。製造元に残る伝承によれば、慶長年間、信州伊那郡大草領(現在の長野県上伊那郡中川村大草)に住んでいた庄屋の塩沢宗閑翁が、雪の中で倒れていた老人を助けた。この老人は塩沢の元を去るときに礼として薬用酒の製法を教え伝え、これを養命酒の起源としている[4]。1602年に「養命酒」の名で製造を始め、1603年に徳川家康へ献上[4]して「飛龍」印の使