『鬼滅の刃』『呪術廻戦』など大ヒットアニメが生まれる一方で、アニメーター等のクリエイターには収益が還元されないことがたびたび話題にあがります。なかでも悪者にされがちなのが「製作委員会」。ですが、本当に悪者なのでしょうか。 アニメーターの給料が安いのは製作委員会が悪(ワル)だから? 人気アニメのキャラクターが集結した「AnimeJapan 2022」キービジュアル(編集部撮影) コロナまっただなかの2020年、休館が相次いだ映画興行の状況下で公開された『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』が、まさか破られることなどない思われた『千と千尋の神隠し』の興行収入316.8億円を軽々と突破したことは記憶に新しい。さらに翌2021年には『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が102.8億円、『劇場版 呪術廻戦 0』が98.4億円と大ヒット、この年の興行収入ワンツーフィニッシュを飾ることになりました。 このように