民進党から希望の党(代表・小池百合子東京都知事)に移った多くの前衆院議員らは2年前、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案の廃止を国会で訴えた。希望は公認申請した民進出身者に対し、現行の安保法制に理解を求める「踏み絵」を提示。この選別をくぐり抜けた移籍組は衆院選で、過去の姿勢との整合性が問われることになる。【三上健太郎、服部陽】 7日午前11時半過ぎ、岡山市のJR岡山駅前。県内の立候補予定者らの応援演説に立った共産党の穀田恵二国対委員長は、希望への不信感をにじませた。「小池氏は安保法制を容認する人を候補者にする。希望は自民党の補完勢力に過ぎない」