この1年間、阿久根市の竹原信一市長(50)の行動、言動は世間の耳目を集めるとともに、様々な騒動をも引き起こしてきた。 2月、反市長派が大半を占める市議会は、臨時議会で不信任案を可決し、市長は対抗手段として議会を解散した。3月の出直し市議選で過半数を占めた反市長派は直ちに2度目の不信任を突き付け、市長は失職。5月の出直し市長選で、市長は反市長派が擁立した候補を破り、攻撃の矛先を市職員労働組合や職員にも広げる。早速、市役所内にある市職労事務所の使用許可を取り消し、庁舎内の職員人件費の張り紙をはがした元係長の男性(45)を懲戒免職処分にした。 市職労事務所問題は鹿児島地裁が「取り消し処分は違法」として市側の敗訴が確定。懲戒免職処分も地裁と福岡高裁宮崎支部が男性側の訴えを認め、職場復帰を認めた。ところが市長は司法判断を無視し、男性の復職、給与支給を拒否。11月には、自身のブログに障害者の出生を否定