人間は、印象論で物事を判断します。 特に「新しいもの」は「よくわからない」という理由で、批判の対象に上がりやすく、逆に、みんなにとって「当たり前のもの」は、甘い評価を受ける傾向にあります。 例えば、こんにゃく畑よりも、餅の方が死亡率が高いという話がありますね。 餅もいかにも喉に詰まらせて死にそうな食べ物ですが、餅は「日本の文化」というブランドを持っているので、喉をつまらせて死んだ人の方が悪いことになっていて、餅を撲滅しろという声は聴こえてきません。 こんにゃく畑は「ゼリーのメタファ」で作られていたため、「すぐに飲み込める」と勘違いしやすいという理由で、より多くのネガティブな印象を与えたんでしょう。 ある種の「わかりやすさ」が、こんにゃく畑を追い込んでしまったことを考えると、悲劇の商品だったとも言えます。 震災復興に向けた緊急対策の推進について ~第6回提言 家庭における節電対策の推進~ 野