プロセス間通信を行うにあたって、Windowメッセージが最も手軽な手段であることは異論のないところでしょう。 Windowメッセージであれば、通信に代表される「接続」といった操作を行うこともありませんし、 相手側からしても「接続してくるまで待機」といった操作を行う必要もありません。 ただし、Windowメッセージがあらゆる場面でも使用できるというと、必ずしもそうとはいえません。 たとえば、Windows Vistaから登場したUIPIという機能は、 整合性レベルが低いプロセスが整合性レベルの高いプロセスにメッセージを送ることを防止しているため、 こうした場合はWindowメッセージを使いにくいと感じるかもしれません。 また、通信相手がサービスのような通常のアプリケーションとは異なるデスクトップで実行している場合は、 メッセージを送受信すること自体ができなくなりますから、名前付きパイプのよう