・・・・でした。ひさしぶりに林静一さん、山下裕二さん(明学の美術史教授)にお会いし、司会の湯浅学さんとは初対面でしたが、林さんの人柄もあり、和気藹々で進行。面白い話が聞けました。 とくに、東映動画アニメーターだった林さんが、ガロでマンガを始めたきっかけの話は、当時のマンガとアニメの相互影響関係を考える上でとても示唆的で貴重な話でした。当時の東映動画内は、表現に敏感な人の集まりで、映画でも音楽でも色んなところにアンテナを張っており、ガロもほとんどの人が読んでいて、それで林さんがTVアニメのために集められたフリーの若いアニメーターたちと何かしようとマンガ同人誌を発案し、結局そこに描いたのは宮崎駿さんだけだったとか。でも、当時唯一マンガを公募していたガロにみんなで投稿しようということになって、林さんが載ったのだという。 この話の背景には、東映動画労組自主制作みたいな『ホルス』が『カムイ伝』に似て