俺のイタリアンや俺のフレンチでは、店内でジャズライブを演奏している店舗がいくつかあります。近年、国内のジャズライブは客足が激減しており、どこのライブハウスも苦しい経営を続けています。ところが、俺のシリーズ店内では、満員のお客が毎晩拍手喝さいしてくれ、熱気に満ちています。しかも、お客が払うミュージックチャージは、ひとりわずか300円なので敷居が高くない。ジャズライブを始めてまだ2年足らずの俺のシリーズは、今年中に何と日本最大のライブハウスになる予定なのです。ところで、ジャズライブはこの会社のビジネスモデルにとって邪魔な存在のはずです。何故なら、俺のシリーズは店舗面積あたりの顧客数を極限まで高めることを目指しているからです。バンドが占有するスペースには当然客席は置けず、その分売上を失います。しかも、ひとりあたり300円のミュージックチャージしか取ることができません。坂本社長がジャズ導入を思いつ
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