日本に本格派のソーセージをもたらしたといえる存在が日本ハムのウインナーソーセージ「シャウエッセン」だ。1985年に発売され、それまではレストランなどでしか食べられなかったヒツジの腸を皮とし、中身に粗びき豚肉100%を詰めた商品を家庭に届けた。商品開発から発売に至るまでには、第1号商品ならではの、「消費者・市場をひらく」という苦難があった。 「シャウエッセンは価格が比較的高い商品です。それでも、日本で初めてのオールポーク(粗びき豚肉100%使用)でできた本格的なウインナーソーセージとして新しい世界を切り開いてきた点が評価されていると思います」。日本ハムでシャウエッセンに携わる小村勝・加工事業本部マーケティング推進部長はこう語る。 それでも、発売の直後はほとんど売れなかったという。「かじるとパリッと音の出る皮がむしろ当時のソーセージでは珍しかったからでしょう」と、長田昌之・加工事業本部商品統括
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