ウクライナ北部のロシア・ベラルーシ国境の近くの拠点で望遠鏡を見る国境警備兵(2022年11月3日撮影)。(c)Sergei SUPINSKY / AFP 【11月18日 AFP】ウクライナ北部の森の端。雨が降り、雲が低く垂れ込める中、目出し帽をかぶった兵士が、望遠鏡で数キロ先のロシア、ベラルーシとの国境を監視する。 ウクライナ最北の拠点にはロシアの無人攻撃機も飛んでは来ない。33歳の兵士は、対戦車ミサイル「NLAW」を誇らしげに見せた。「新たな侵攻を防ぐのが主な任務だ。再びここから侵攻が始まったら、国境で敵を食い止め、これ以上進ませない準備はできている」と語った。名前は明かさなかった。 近くにはセニキウカ(Senkivka)の検問所がある。ここで道がY字に分かれ、北西に進めばベラルーシに、北東ならロシア、南ならウクライナに続いている。 ロシア軍の第90機甲師団は2月24日、セニキウカ検問所