《失敗の本質》専門家にとって大事なのは結果、すなわち勝てていること【岩田健太郎教授・感染症から命を守る講義⑲】 命を守る講義⑲「新型コロナウイルスの真実」 第二波が来ようと、感染症から命を守るための原理原則は、変わらない。 しかし、感染症対策で「正しい判断」がなされているかは、医療現場から離れるほど混迷を極めている様相だ。専門家の分析・提案と政府の判断の間にある「溝」は科学的事実より現実的事情に左右され、いまや組織的に誰が責任ある判断を担っているのかわからなくなっている。 なぜ、日本の組織では、正しい判断は難しいのか。 なぜ、専門家にとって課題との戦いに勝たねばならないのか。 この問いを身をもって示してくれたのが、本年2月、ダイヤモンド・プリンセスに乗船し、現場の組織的問題を感染症専門医の立場から分析した岩田健太郎神戸大学教授である。氏の著作『新型コロナウイルスの真実』から、命を守るための
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