クラウドファンディングに出品すれば、数千人がサポーターになり、応援総額1000万円超えを連発。斬新なガジェットでファンを熱狂させるのが、CIO(シーアイオー、大阪府守口市)という日本発の企業だ。アンカー・ジャパン(東京・千代田)などが強さを発揮するモバイル充電機器分野で、同社の商品にしかない価値を提供し、挑み続ける。なぜCIOがファンに愛されるのか。
2023年9月4日から1週間限定で営業している麻婆(マーボー)豆腐専門店「極麻辣麻婆豆腐飯店」。オープン3日目に、同店が味の素の調味料「Cook Do <極(プレミアム)麻辣麻婆豆腐用>」を使った店であることを明らかにした。企業名やブランド名を伏せて話題を集めた狙いとは?
本連載「マーケティングDXの落とし穴」の著者でマーケティングDXの専門家である垣内勇威氏が、11月13日(金)に実施する日経クロストレンド・カレッジのオンラインセミナー「マーケティングDXの落とし穴・実践編」に登壇します。連載では書ききれなかった事例やノウハウのほか、後半は花王のマーケティング部門を統括する鈴木愛子氏、ビービットの宮坂祐氏との対談もお届けする盛りだくさんの内容です。ぜひご参加ください。 お申し込みはこちらから! こうしたECの大半は、全くと言ってよいほどもうからない。会社全体の売り上げから見れば、ECの売り上げなどすずめの涙であることがほとんどだ。「DXに取り組んでいる」感を出すためだけに、思考停止でECに投資するのは極めて危険な行為だ。 店舗と同じモノが同じ価格で売れるわけがない メーカーや小売企業のECがもうからない理由は、ユーザー側に購入のメリットがとても小さいためだ
ラジオ界の最重要人物といえば、長年、深夜ラジオのパーソナリティーとして数々の名物企画と伝説を生み出してきた伊集院光だ。30年以上ラジオパーソナリティーを務めるなかで、自身やラジオを取り巻く環境も劇的に変化している。巻頭特集で「ラジオ」を取り上げた日経トレンディ向けに話してくれた今のラジオに対する思いを、Webだけのエピソードも含めつつ再掲載する。 ※日経トレンディ2020年11月号の記事を再構成 <前回(第6回)はこちら> ――2016年からは、「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ 月~木曜8時30分~11時)で、朝の「顔」としても活躍されています。20年6月には約14年間の番組に幕を下ろした久米宏から「TBSラジオをよろしくね」との言葉を受けたそうで。深夜ラジオとは違う、朝番組ならではの番組作りとは? まず、深夜の番組(「伊集院光深夜の馬鹿力」)については、リスナーがどう思うかってことは
革新的マーケターを選出する「マーケター・オブ・ザ・イヤー2020」。2人目は、『鬼滅の刃』ブームの火付け役となったアニメ化の仕掛け人、アニプレックス(東京・千代田)の高橋祐馬氏だ。その裏側には妥協を許さないクリエイティブ制作と綿密なプロモーション戦略があった。 アニプレックスの高橋祐馬プロデューサー。2004年アニプレックス入社。入社後少しして宣伝部に配属になり、11年間、宣伝プロデューサーとして『化物語』『Fate/Zero』『アイドルマスター』などを担当。17年から制作部に異動し、プロデューサーとして『鬼滅の刃』『はたらく細胞』『君の膵臓をたべたい』などを手掛ける <前回(第2回)はこちら> 『鬼滅の刃』は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)に2016年2月から20年5月まで連載されていた吾峠呼世晴氏による作品。大正時代の日本を舞台に、人間を襲う鬼と鬼を斬る組織「鬼殺隊」との戦いを描いた物
多くの家庭が日々の暮らしで困っていることを解決する、開始から4年も続く人気のサブスクリプションサービスがある。それが、クリーニング付きでワイシャツを宅配で貸し出す「ワイクリン」だ。ものを扱うサブスクとしては最古参組と言えるこのサービスは今なお堅調に利用者を増やしている。人気の秘密を探ると「成功するサブスク」を実現する3つのヒントが隠されていた。 「ワイクリン」は合計40枚のワイシャツをワンセットにして管理し、毎月20枚ずつ借りて、しかもクリーニングまでしてもらえる日本初のサブスクサービスだ(写真/NextR) 「奇抜な機能で話題作りをするのではなく、とにかく地道にサービスの質を高め続けること。4年近くもサブスク事業を続けてこられたのは、そこに尽きる」。通信業界から脱サラしてワイクリン事業を立ち上げたNextR(東京・江東)代表取締役の長尾淳氏。社名に「次のレンタル」という意味を込めたように
人手不足やドラッグストアの“越境”により成長に陰りが見え始めたコンビニ市場。そんななか、スタートアップ企業が開発した異色のキャッシュレス無人コンビニが、マンションへの展開を開始。コンビニよりも消費者に近い“小商圏”を発掘し、新市場の創造を狙う。 次世代型の小売業態としてひそかに増殖しつつあるのが、スタートアップの600(東京・中央)が開発したキャッシュレス無人コンビニ「600」だ。2018年6月のサービス本格スタートから1年弱で東京都内のオフィスを中心に、約50カ所に設置され、KDDIやLINEといった大手から、BASE、Gunosyなどのベンチャーまで幅広い企業で利用されている。 19年8月にはついに、マンションへの展開をスタート。第1弾として、新日鉄興和不動産の分譲マンション「リビオレゾン板橋本町ステーションサイド」(東京・板橋、総戸数95戸)に付帯サービスとして導入される。マンション
この記事は「日経トレンディ」2016年11月号(2016年10月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。 安さと必要十分な機能が特徴の「ジェネリック家電」で知られるアイリスオーヤマが、IH炊飯器「銘柄量り炊き RC-IA30」(実勢価格2万9800円・税別)を発売した。この市場では、大手が安価で高性能な製品を多数販売しているが、今回の新製品は、味と使い勝手のそれぞれで類を見ない機能を備えている。 アイリスオーヤマがまず着目したのが、水の量だ。水が炊き上がりの味に及ぼす影響は大きく、特に「最適な水量よりも少ない場合は、僅か10%の違いでも多くの人が『おいしくない』と感じる」(アイリスオーヤマ)。半面、最適な水の量で炊けている人は少なく、同社が主婦を集めて炊飯の様子をモニタリングしたところ、ほとんどの人が水を多め、もしくは少なめに入れていたという。 そこでRC
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