8月15日、新潟競馬場で行われたGⅢ関屋記念(芝1600m)。勝ったのは4番人気に支持されたロータスランドでした。サマーマイルシリーズでは初戦の米子S(L:阪神芝1600m)に続く2勝目で、同シリーズ制覇をほぼ確実とし、秋GⅠに向けての飛躍が期待されます。ロータスランドを生産したウィンチェスターファームの吉田直哉氏にお話を伺いました。 ロータスランドの種付け時、出生時、育成時の印象的なエピソード 母馬は背中の線が綺麗で脚がスラっと伸びったクラシックな体型だったのに比べて、本馬は、がっちりした体躯のフレームに骨量豊かな四肢が付く四輪駆動車のような馬体でした。例年より冷え込んだ冬でしたが順調に成長し、生後2ヵ月後から始めた昼夜放牧では牝馬ながらリーダー的な存在でした。その後翌年の8月初期馴致を行い、同時に昼夜放牧を続けて10月中旬にフロリダ州へ移動し、そこでもしっかり乗り込みを続けて予定通りの