『グレン・グールド 27歳の記憶』より。この映画は過去に7回ほど観ておりますが、カナダの田舎にある湖に近い自宅でバッハのパルティータ第2番1楽章を弾くこのシーンが最も好きです。使用しているピアノはチッカリング*1古いグランド・ピアノ。スタインウェイのピアノが全世界で圧倒的なシェアを持っている現在では、あまり目にしない「ピアノが調度品として扱われていた時代」の装飾が美しい楽器です。グールドはこれを残響を少なくするように調整し、チェンバロに似せた音にさせているそう。ちなみにこの演奏、CDになっている録音よりかなり速いテンポ。「鬼気迫る練習」……というか。でも楽器を練習中っていうのは本来このぐらい集中していないとダメなのだと思う。 バッハ:パルティータ 全曲posted with amazlet on 06.11.07グールド(グレン) バッハ ソニーミュージックエンタテインメント (1994/
http://youtubech.com/test/read.cgi%3Fdl%3Dv1Jsc8Sxnu4%26ext%3D.flv 私は普段マニアックな音楽(20世紀音楽とかソ連の作曲家とか)についてばかりブログ上に書いているけれど「ベートーヴェン」みたいに有名な作曲家も好きなのである。こういうことを言うと結構驚かれたりするんだけれど、どメジャーな作品である交響曲第9番《合唱付》なんか葬式で流して欲しいぐらい大好きで、っていうか「ベートーヴェンの作品ならなんだって好き!」と胸を張っていえるぐらいだ(初期の「ほとんどハイドンだよね」っていうピアノ・ソナタだってかなり繰り返し聴いた)。さらに熱くベートーヴェン愛を語らせていただくならば「いやー、やっぱり晩年の作品群が最強だよね!」ということになる。特にベートーヴェンが第9以降に書いた作品、一連の弦楽四重奏曲は凄すぎて何度聴いても鳥肌が立つ。こ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く