徳島市の阿波おどりは今年も延べ123万人が訪れるにぎわいを見せたが、膨らんだ累積赤字は4億3600万円。市民からは、徳島の貴重な観光資源の赤字解消を求める声が上がっている。 阿波おどりは毎年8月12~15日に開催。市によると昨年度は約2億7800万円が収入で、うち約1割は市と県の補助金。利息の支払いに約425万円が使われ、約870万円の赤字だった。市観光協会が金融機関から借り入れて赤字を穴埋めしているが、返済できなくなった場合は市が補償することになっている。 赤字が膨らんだ理由として、市は雨天時のチケット代の払い戻しや、観覧席の経年劣化による取り換え費用などを挙げている。 学生ボランティアの活用やチケット販売業者の変更など改革を進めてきたが赤字解消には至っていない。観光協会幹部は「少しずつ借金をなくし、チケット代を安くしてもっと観光客を呼び込みたい」と話す。 40年以上踊り続けている徳島市
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