Asteriskは単なるPBXではなく“音声サービスのプラットフォーム”である,ということを筆者は事あるごとに主張してきた。そこで今回は,実際のIVR(音声自動応答装置)のメニューを作ってみることで,その能力がどのようなものであるかをみてもらうことにしよう。 最初に私事で恐縮だが,筆者が講演するAsteriskに関するセミナーの告知をしたい。10月26日に筆者は「オープンソースPBX『Asterisk』の今―使用例,適用分野を徹底解説」と題して講演する。携帯電話とAsteriskを組み合わせたシステムなども紹介する予定である。関心のある方はぜひ足をお運びいただきたい。参加費は無料である(詳細はこちら)。 さてIVRの場合,当然ながら音声のガイダンス(トーキー)が必要となる。Asteriskは標準で音声データを持っているため,ある程度であればこれらを使ってIVRを実現することは可能だ。自社向