米Amazonのクラウドサービス「Amazon EC2」を使って感染PCをコントロールしているマルウェアの亜種が見つかったと、セキュリティ企業の米CAが12月9日のブログで伝えた。 このマルウェアは各国で感染を広げている「Zeus」のボット型亜種。クリスマスカードの配達通知を装ったメールで、クリスマスカードへと称する不正リンクをクリックさせようとする手口だという。 リンクをクリックすると、Zeusボット感染コードを仕掛けたWebサイトにユーザーを誘導する。感染したマシンをボット管理用のコマンド&コントロール(C&C)サーバにアクセスさせ、ユーザーの個人情報や銀行の口座情報などを盗み出す仕掛けになっていた。 Zeusボットのコードを調べたところ、このC&CサーバとしてAmazon EC2のサービスが使われていることが分かったという。