東西NTTのひかり電話は,“従来の電話(加入電話)の安い代替サービス”という点を強調して販売されてきた。私自身,自宅で従来使っていたコードレス電話機を,ひかり電話対応ルーターのアナログ電話ポートに接続して使っていた。しかし,考えてみれば,ひかり電話はIP電話である。SIP(Session Initiation Protocol)という標準プロトコルを使っており,ソフトフォンなどのIP電話端末を利用できるはずである。 企業向けのIP電話システムでは,いろいろな機能を実装するため,独自にSIPを拡張している。しかし,家庭では電話を発着信できればとりあえず事足りる。SIP対応のIP電話端末であれば,つながる可能性が高い。パソコン上の電子電話帳から簡単に電話をかけられるだけでも便利である。実際にソフトフォンをひかり電話に接続,使ったりして,家庭やSOHOでのひかり電話の可能性を考えてみた。 いろい