高い知能や、さまざまな領域で特別な才能を有する「ギフテッド」。2023年4月より文科省がこうした児童に対する支援事業を開始したことでも話題になっている。実は過去、東京大学が5億円をかけて「特別な才能をもつ子ども」たちを育てるプロジェクトを行ったことをご存じだろうか。しかし、その計画は実質5年で終了。なにがあったのか。プロジェクトを率いた教授に聞いた。<阿部朋美・伊藤和行著『ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち』(朝日新聞出版)より一部抜粋・再編集>
※写真はイメージです(写真/Getty Images)この記事の写真をすべて見る 寒い季節は皮膚が乾燥し、かゆくなることはありませんか? これが年をとると、乾燥していなくてもかゆみが出てくる病気があるといいます。近畿大学医学部皮膚科学教室主任教授の大塚篤司医師が、かゆみのメカニズムについて解説します。 【イラスト図】悪性度が高い皮膚がんのメラノーマ、身体のどこにできる? * * * 寒くなると皮膚が乾燥しかゆみが出現します。かゆみをそのまま放置しておくと湿疹となり、茶色い痕が残ることもあります。私は40代半ばですが、若い頃に比べ肌は乾燥しやすくなっており、ちょっとしたことでかゆくなります。 ご年配の方では、見た目に乾燥がないきれいな皮膚でもかゆみが出現することがあります。いわゆる老人性皮膚掻痒(そうよう)症という病気です。老人性皮膚掻痒症は50歳から増えはじめ男性に多い皮膚疾患です。治
AERA 2021年2月22日号よりこの記事の写真をすべて見る 小説投稿サイト「小説家になろう」が熱い。作品が次々に書籍化されアニメや映画も大ヒット。そこには現代日本のリアルな空気感が映る。AERA 2021年2月22日号から。 * * * 映画が大ヒットし「キミスイ現象」という言葉も生んだ『君の膵臓をたべたい』、ゲームやパチスロにとどまらず今シーズンはプロ野球ともコラボする『Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)』、シリーズ累計発行部数が2千万部を超える『転生したらスライムだった件(転スラ)』──。いずれも、小説を自由に投稿できるサイト「小説家になろう」から生まれ、映像化されたヒット作品だ。 ■投稿作品は78万本以上 同サイトからはほかにも『本好きの下剋上』や『無職転生~異世界行ったら本気だす~』など、累計販売が数百万部規模の作品が続々と誕生。これらの作品は「なろう系小説」と呼ばれ
陰謀論を信じる母に悩む28歳女性に、鴻上尚史が明かした「カルト宗教にハマった友人の洗脳を解いた」過去 鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋 鴻上尚史さん(撮影/写真部・小山幸佑)この記事の写真をすべて見る 写真は本文とは関係ありません(※イメージ写真/iStock) 作家・演出家の鴻上尚史氏が、あなたのお悩みにおこたえします! 夫婦、家族、職場、学校、恋愛、友人、親戚、社会人サークル、孤独……。皆さまのお悩みをぜひ、ご投稿ください(https://publications.asahi.com/kokami/)。採用された方には、本連載にて鴻上尚史氏が心底真剣に、そしてポジティブにおこたえします SNSを通じて陰謀論に傾倒するようになった母を心配する28歳女性。母を説得しても効果がなく「正直、負担」と悩む相談者に、鴻上尚史が語る「カルト宗教を信じる友人を洗脳から解い
鴻上尚史の人生相談。レッスンや芝居の勉強に投資を続けてきたが、これ以上役者の道を続けるべきか悩む30歳女性。「鴻上さん、あなたならどんな言葉をかけてくれますか?」と問う相談者に鴻上尚史が示した俳優を続けるために必要な、ある才能とは? 【相談40】役者の道を諦めて他の道に進むかどうか悩んでいます(30歳 女性 あい) 鴻上さん、こんにちは。私は役者の道を諦めて他の道に進むべきか悩んでいる30歳です。 今まで、沢山レッスンや芝居のお勉強へ投資をしてきました。時間も使ってきました。 名の知れている事務所や劇団に入れても、オーディションでは中間審査などで弾かれたり、履歴書に堂々と書ける経歴は殆どありません。 経験を積むためにニューヨークでミュージカルの勉強もしてきました。それでも大きな実績を作れませんでした。 自分がこれまで受けた膨大なレッスンから受け取ったものや自分の才能を信じて今までやってきま
リクルートスーツに身を包む就活生。仕事以外の充実を頭に巡らせながら、活動が続く (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る いよいよ6月から、新卒採用の企業面接が解禁される。時代とともに若者が会社に求めることは変化している。どうやら今の若者は、休みを重視する「余暇ファースト」主義らしい。世代間の価値観のギャップが原因で、職場でハレーションが起きるのは世の常。彼らの行動の背景や本音を知ることから始めよう。 頼むから、出ないでくれ──。 都内の大学に通う、就職活動真っただ中の男子大学生、横山正さん(仮名・21歳)。ここ数日、夜11時以降は、一人暮らしのアパートの部屋から“志望企業”に電話をかけるのが日課になっている。汗ばむ手でスマホを握りしめ、祈るように番号を押す。だがワンコール鳴ったところで、願いは砕け散る。 「はい、○○(会社名)でございます」 相手の声を聞き、急いで電話を切った。 「ここ
3つの自信(『自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法』より)この記事の写真をすべて見る 清原逮捕のニュースは、世間にさまざまな反応を生んだ。加えて清原の派手で威嚇的な言動の背景には、彼の「自信のなさ」があったと指摘する声も多い。清原自身もそのようなことをたびたび口にしていたという。 しかしデビューからすさまじい実績を上げ、地位もお金もある清原が、なぜ自信をなくし薬物に落ちてしまったのだろうか。 『自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法』の著者で、優秀でマッチョが多い自衛隊員の心に詳しい下園壮太氏は、薬物と自信のなさには大きな関係があると指摘する。 ■自信には「3つの自信」がある まず清原容疑者の自信のなさについて考えてみましょう。 私は自信を3つの種類に分けています。第1の自信は「“できる”という自信」で、実社会での成果と直接的に
蓄積疲労は3段階に分けられる(『自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法』より)この記事の写真をすべて見る 2015年12月から50人以上が働く事業所に義務化された「ストレスチェック」。年1回、労働者のストレス状態を調べることで、労働者のメンタル不調を事前に防ぐのが目的である。それほど、働く人の心の不調が社会問題化しているということでもある。 では、実際にどういう原因で、うつ病など心が折れた状態になってしまうことが多いのか。長年、自衛隊のメンタル教官として、多くのカウンセリングや心の不調予防策を実施してきて、『自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法』(朝日新聞出版)の著者である下園壮太さんにお話を伺った。 * * * 筆者は長年、自衛隊のメンタルヘルスの現場で仕事をし、昨年定年退官した。ご想像のように、自衛官は過酷な任務を与えら
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