6ステップ フォーカシングの創始者ユージン・ジェンドリンの『フォーカシング』(福村出版)には、フォーカシングの手順としていわゆる「6ステップ」が紹介されています。 ①空間を作る(クリアリング・ア・スペース=CAS):いろいろ気がかりなことをとりあえず棚卸しするように、目の前に並べてみる。 ②気がかりなことに対するフェルトセンス:気がかりなことの中から一つを選んで、それに関する特有のからだの感じ(フェルトセンス)が生じるのを待つ。 ③フェルトセンスにハンドルを見つける:そのフェルトセンスがどんなものなのか、わかりやすいように形容する。例えば「黒びかりする大きい塊」、「寂しい感じ」など。 ④ハンドルとフェルトセンスを共鳴させる:そのハンドルが本当にそのフェルトセンスを形容するのにピッタリかどうか突き合わせ、よく吟味し、本当にピッタリする形容に変えていく。 ⑤尋ねる:フェルトセンスは何を自分に伝