どこかの誰かが「海外では例がない」と言ったのとは違い、実際にはアメリカのテレビはむしろ同性愛者の救済に大きな影力を持っています。少し古い話題ではありますが、せっかくの機会なので、米国で相次いだ10代の同性愛者の自殺に対して、テレビがどのように応戦していったのかをまとめてみます。 きっかけはラトガース大のネット中継→同性愛者自殺事件でした。 ニュージャージー(New Jersey)州ラトガース大学(Rutgers University)の学生2人が、同性愛者の同級生のラブシーンを隠し撮りしてネット中継し、被害者が自殺する事件が起きた。同大によると、被害に遭ったのはバイオリンの名手として知られていた同大1年生のタイラー・クレメンチ(Tyler Clementi)さん(18)。米メディア報道によれば、クレメンチさんは前月19日、自室で恋人の男性とキスしているところを、ルームメートのダルン・ラビ(