昼休みに集まり、紙ごみの分別をする環境委員会のメンバー。てきぱきと作業が進んだ=久留米市野中町の久留米大付設高校 福岡県久留米市の私立の中高一貫校、久留米大付設中学・高校が、来春の中学入試から女子に門戸を開く。高校では2005年度入試から実施されており、長らく続いた男子校から中・高とも男女共学になる。県内トップクラスの進学校はどう変わろうとしているのだろうか。 中・高の吉川敦校長によると、共学化の理由は「男女共同参画社会の実現への貢献」。さらに、少子化に加え人口減の進む地方都市で、進学校のレベルを保つには女子の受け入れが欠かせないとの判断もあったという。 一足先に共学が始まった高校は、募集定員50人に対し過去8年平均で57人が入学し、うち女子が23人だった。付設中からの持ち上がり進学の約150人を加えると、女子は全体の1割程度とまだ少数派だ。 ところが、女子が入ったことで大学合格実