ブックマーク / note.com/8_5_ (1)

  • 不審者に手を掴まれた話|やーこ

    子供の頃、道を歩いていたら知らない人に急に強く手を引っ張られた。 これが初の事件に触れた瞬間だった。 私は混乱しつつも防犯教室の事を思い出した。 「大きな声を出すこと、とにかく動く事」 その二つが脳裏をよぎった瞬間、何故か反射的に今まで親に怒られてもやり続けていたフクロテナガザルの真似が出た。 知らない方はすぐ下に動画を貼っておくので良かったら10秒程観てからこの先を読んで頂きたい。 「うるせぇ、面倒だから観てられっか!」という方の為に簡単に説明するとおっさんの叫び声のような鳴き声をする猿だ。 数秒止まった後に、私は 「あ゛ーーーーーー!!」 と、叫んでいた。 いつもの癖で「あ゛ーーーー!!」の後に「んぽんぽんぽ」もついでに出てしまい、正直「んぽんぽんぽ」はいらなかったと思うが、急におっさんの叫び声と奇妙な鳴き声を発しだした子供に男は酷く衝撃を受けた顔をしていた。 まるで被害者の顔である。

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