Java SEには便利な機能が数多くあるのですが,新しい機能ほど活用されていないのではないでしょうか。筆者がJ2SE 1.4であまり使われていないのではないかと感じる機能を挙げてみます。 Assertion New I/O Image I/O Preferences API Logging API AssertionやLogging APIは,JUnitやLog4Jなどのオープンソースのプロダクトで置き換えられるので,それほど使われていなくても不思議ではありません。 しかし,JPEGのイメージを出力するために,いまだにcom.sun.image.codec.jpeg.JPEGImageEncoderクラスを使用しているのは腑に落ちません。J2SE 1.3の頃に作られたアプリケーションであればわかりますが,J2SE 1.4以降に作られたアプリケーションではImage I/Oを使うべきではない
はじめに 『Javaによる簡易HTTPサーバーの作成』第4回目の今回は、クライアントとの通信に、これまで利用してきたSocketではなく、NIOで提供されるSocketChannelを利用します。 Socketでは、実際の入出力にはStreamを利用します。この時、例えばInputStream#readを呼び出すと、データが読み込み可能になるか例外になるまではreadメソッドから制御が戻りません。そのため、同時に複数のクライアントからの要求を処理するためには、クライアントごとにスレッドを利用する必要がありました。 これに対して、SocketChannelを非ブロックモードで利用すると、まだデータが到達していない、あるいはシステムの送信用バッファがフルになっているなどの理由でデータを転送できない時には、制御が呼び出し側に戻されます(これをJ2SEのAPIドキュメントでは「非ブロック接続」と呼
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