線形合同法の欠点線形合同法は簡便かつ有効な疑似乱数発生法ではあるが、いくつか欠点がある。 合同法乱数は、上位の桁はランダムだが、下位の桁はランダムでない。 合同法乱数は、1 個ずつ使えばランダムだが、いくつか組にして使えば ランダムでない。 性質 1. から説明すると、線形合同法による疑似乱数列は 下位 k bit だけを見ると周期は高々 である。 [課題2] [課題1] で作ったプログラムに対し、上記の性質を確認してみよ。 複数のパラメータに対し試してみること。 性質 2. に関しては たとえば 0 から 15 までの乱数で、(x, y) の座標を生成することを考える。 ここで周期 16 の線形合同法で乱数を生成してみる。すると、 生成され る (x, y) の座標は 16 / 2 = 8 通りにしかならない。 (x, y) の座標は 個もあるのに、8 個の座標しか生成できないのです。 (x, y, z
