共同通信の記事によれば、行政刷新会議の事業仕分け3日目において、文部科学省の次世代スーパーコンピューター開発事業については、「限りなく予算計上見送りに近い縮減」という決定がされたとのことだ。NEC、日立が離脱し、富士通主導のスカラー単独となって何とか命脈をつないでいた次世代スパコン事業であるが、予算縮減という一番きついダメ押しをくらったようだ。これでほぼ京速計算機はしばらく不可能になったということだろう。「1位でなければ駄目なのか」、「国民生活にどう役立つのかが分かりにくい」という仕分け人の意見から推測すると、科研費あたりも相当削られる可能性がありそうだ。