デーリー・メールというイギリスの新聞が二日程前に「これが未来の食べ物なのか?」という日本の植物工場の特集記事を掲載した。これはそこに使われている写真の1枚。土も、太陽もなにもない実験室のような植物工場で無菌状態で栽培され続ける植物たちに、いったいどんな力があるのだろうかと、ぼくもよく考える。植物はただ人間の腹を満たすために地球にやってくるのではないだろう。植物や動物を、工場のようなところで生産することに、ぼくは疑問を感じてならない。これはいのちというものを考慮しない食物生産であって「農」の範疇におさまるものではない。自然をこのように扱う日本は、ほんとうに大丈夫なのだろうか? われわれの生き方にバランスは取れているだろうか? ぼくは「土と太陽に幸せに育てられた野菜」を食べたいと思うけど。 追記 記事の後ろにつけられたコメントを読むと、西洋の人たちはみんなこれを「クール!」と言っているのが、な