花粉症対策として、首都圏のスギ(杉)やヒノキ(檜)を別の花粉の少ない苗木に植え替えることが行われているものの、神奈川・東京・埼玉にある人工林でスギやヒノキが別の樹木に変わるのは約350年後という試算があるそうだ(カナロコ)。 2016年度にスギやヒノキの植え替えが行われた人工林の面積は123ヘクタール。一方、神奈川・東京・埼玉にあるスギやヒノキの人工林の面積は12万ヘクタールで、今後も2016年実績のペースで植え替えが行われた場合、完了するのは単純計算で約350年後になるという。 ちなみに、現在スギ花粉が問題となっているが、これは1950~1970年代に大量にスギが植えられたことが発端となっているそうだ(東洋経済、ビジネスジャーナル)。 なお、花粉が出ない、もしくは出したとしてもその量が少ない杉の植栽も進められている(神奈川県)。ただ、新たに苗木を植えるには先に今生えている木を伐採する必要