「半分、青い。」が終わった。久々に完走した朝ドラだった。もともと朝ドラの中でも現代劇が好きなので、今回も楽しみにしていたんだけど、想像以上に好きなところが多いドラマだった。 詩的表現、少女漫画的エッセンス 観始めた頃、最初に気になっていたのは、会話あるいはモノローグに、詩のような表現が多く含まれているということだった。「モノローグに詩的表現が多く含まれる」は、少女マンガによくある手法だ。なのでかなり早い段階で、「このドラマは少女漫画だ」と思いながら視聴していた。 まず登場人物たちの名前が美しい。口に出した時の音がとてもキレイだ。楡野鈴愛、萩尾律。鈴愛の娘の名前は花野。この音と漢字のチョイス、子どもの名づけをしたことがある人なら「上手い…」と感じるんじゃないだろうか。母の名前は晴、父の名前は宇太郎。これはおそらく「どう呼び合うか」の音の方から決めたんじゃないだろうか。「ハルさん」「うーちゃん
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