米空軍は、冷戦時代の1958年、月で核爆弾を爆発させる極秘計画「プロジェクト A119」を始動させていた。この計画は、宇宙開発関連で当時旧ソ連に後れを取っていた米国がなんとか優先権を得よう考え付いた苦肉の策である。また、ソ連の先制攻撃に対し、月面に核兵器発射場を建設し、月面からミサイルを発射する構想もあったという。 この極秘計画に関しての報告書は何年も前に機密解除がなされていたが、今回、プロジェクトを主導した物理学者のレナード・ライフェル氏(85)がCNNの取材に対し、計画の内容や当時の時代背景について語ったそうだ。