朝日新聞(1/19)の社説が、安倍晋三の「価値観外交」とやらを鼻で笑っている。朝日の民主党政権を必死に弁護する社説の数々には大いに失望させられたが、政権が自民党に復帰して安倍晋三に矛先を向けると精彩を取り戻す。というより、衆院選前にネトウヨに必死に媚びていた安倍晋三がひど過ぎるだけだが。 「東南アジア歴訪―『価値観』を語るなら」と題された社説で、朝日は安倍晋三の東南アジア歴訪について一応「一定の成果はあったといえるだろう」と持ち上げたすぐあとの段落で、「だが、首相が掲げる『価値観外交』にふさわしい第一歩になったとは、とてもいえない」と書いて、安倍批判を始める。 安倍晋三(や麻生太郎ら)の外交方針は、よく知られているように「価値観外交」とやらだが、まずベトナム訪問がその方針と矛盾するというのだ。以下引用する。 (前略)最初の訪問国ベトナムは、中国と同じ共産党一党独裁体制が続いている。最近も政