2011年6月7日のブックマーク (4件)

  • レイジングブル : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)

    今更鑑賞。 ズシンとくるボディブロー。 いわゆる「ボクシング映画」でイメージするものとは対極にあるような映画。 つまり、この映画にはボクシング映画につきものの・・・そして、観客が期待するはずの「カタルシス」が一切ない。 そもそもボクシング映画ってのにつきものの「トレーニングシーン」もほとんどない。 だから、なぜ主人公が強いのかってのが全然わからない。 また、ボクシング映画につきものの、勝利を喜ぶシーンもほとんどない。 そもそも、当に主人公が勝ちたいのかどうかもよくわからない。 あるのは家庭がうまくいかない姿とか。 に嫉妬しまくる姿とか。 なんだかしらないけどずっと屈している姿とか。 唯一の理解者であったはずの弟との断絶とか。 とにかくひたすらイライラしている男の姿がメインで。 そういう屈をボクシングでなんとかやり過ごしているっていう。 そんな映画。 だから、これはある種の幸せになれ

    レイジングブル : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)
    mokkei1978
    mokkei1978 2011/06/07
    "そんな男の姿に、共感しないわけがないし、そんな男だからこそ落ちていく孤独に涙しないわけもない。"
  • 映画『アジャストメント』は実はゆるふわラブロマンス映画だったッ!? - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■アジャストメント (監督:ジョージ・ノルフィ 2011年アメリカ映画) 『ブレードランナー』のP・K・ディック原作、『ジェイソン・ボーン』シリーズのマット・デイモン主演、映画のテーマが「世界の裏側で密かに人々の運命を調整している組織があった!?」だという映画『アジャストメント』、おおこりゃいったいどんだけスリルとサスペンスと不条理に満ちたSF映画になっておるのだろう、と期待しながら観に行ったオレなんですよ。 主人公はマット・デイモン演じる上院議員候補のデヴィッド。冒頭は彼の選挙の様子が描かれるんですが、ちょっとやんちゃ坊主入った若手の議員候補をマット・デイモンがとっても明るく溌剌とした様子で演じているんですね。自分、結構マット・デイモンは好きなのですが、このなかなか好青年な主人公も、最初からとても印象が良いんですね。その彼はひょんなことからとても魅力たっぷりな女性エリース(エミリー・ブラ

    映画『アジャストメント』は実はゆるふわラブロマンス映画だったッ!? - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    mokkei1978
    mokkei1978 2011/06/07
    "ラブロマンスものなんだと納得ずくで観れば、意外と悪い出来でもなかったりするんですよね。"
  • 学ぶべきはパンクな御心「ザ・松田」深町秋生のコミックストリート

    南陽市在住、第三回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家の 深町秋生さんが、毎回、独自の視点で気になる漫画・お勧めのコミックをセレクト! ホッケーマスクのジェイソン、あるいは人の夢に出現するフレディ、海水浴客を狙うジョーズや、家じゅうを暴れまわるポルターガイスト。  いろんなところに書き散らしているが、そうした多くの怪人・幽霊よりも、ずっとおそろしかったのが、かつての平松伸二作品に出てくる悪役だった。和製ダーティハリーと言うべき『ドーベルマン刑事』(集英社)や、現代版必殺仕事人『ブラック・エンジェルズ』(集英社)は、子供時代の私を「世の中というのはこんなに怖いものなのか……」と震え上がらせたものだった。  掲載されていたのが少年誌だったにもかかわらず、登場するのは良心のカケラもない極悪非道なワルばかり。人を奴隷のように扱う管理売春の暴力団だの、善良な市民に狼のように襲いかかる暴走族だの

    mokkei1978
    mokkei1978 2011/06/07
    "物語自体はチープで強引でマンネリである。しかし、放っておけない狂気や迫力があるのも事実。"
  • 暴力の不条理『生き残るための3つの取引』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    mokkei1978
    mokkei1978 2011/06/07
    "お腹いっぱいに暴力と欲望がギッチギチに詰まってたまらない"