Exposeが登場する前に話題になったMac OS X上のUser Interfaceの新ギミック(と呼ばれるもの)が1つある。「Piles」と呼ばれるものだ。Appleが1994年に取得した特許の中にこのPilesがあり、新たなユーザーインタフェースとして採用されるのではないかという(根拠レスな)観測が飛び交った。 これは、関連するファイルを1つの山に重ねておいて、1つの情報として扱えるというもの(バンドルに近い?)。ユーザーが何らかの操作を加えることで、重ねた状態から分離した状態になり、個別の操作が可能になるという仕組みだ。 噂レベルでは随分前(Mac OS X 10.3登場以前)からささやかれていた話ではあるものの、Mac OS X 10.3で(似たような方向性の)Exposeが登場したことにより、Pilesは「廃案になったアイデア」なのだろうと見なされるようになった。特許だけ取得し