名作『ベニスに死す』のタジオ役で一世風靡したビョルン・アンドレセンの波乱に富んだ半生に迫る衝撃的なドキュメンタリー『世界で一番美しい少年』が12月17日(金)に日本公開されました。 イタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンティに見い出され、『ベニスに死す』(71年)でダーク・ボガード演じる老作曲家を魅了する貴族の少年タジオ役を演じ、一夜にして世界的スターとなったビョルン・アンドレセン。あれから50年、国際的な表舞台からはすっかり姿を消してしまっていた彼は、北欧を舞台にしたアリ・アスターのヒット作『ミッドサマー』(19年)で再びスクリーンに登場しました。 一大センセーションを巻き起こしたスウェーデン出身の少年は、その後、どんな人生を歩んできたのか。栄光と苦悩、家族の秘密──これまで語られなかった物語の扉が開かれ、かつて人生が破壊されるほど傷ついた少年は、時を経て、人生の真実を探す旅に出ました。 20