先日、NHKのニュースを見ていたら、同社の世論調査によると、今回の総選挙に際して、有権者が、政治家にもっとも重視して欲しいと考えている問題は「社会保障」なのだという。「景気対策」は二番目だった。 年金はじめ社会保障を、政治家にもっとも重視して欲しい 実は、この順位は、民主党政権が出来た2009年の総選挙の前でも同じだった。当時は、前年のリーマンショック翌年で経済が大幅に落ち込んだ時期であったが、それでも、国民は年金をはじめとする社会保障の方をより気に懸けていた。 しかし、特に期待された年金改革に関して、民主党政権時代は「失われた3年」と言っていい残念な時間だった。 例えば、政権交代前に国会を通る目前だった共済年金(公務員の年金)と厚生年金(民間サラリーマンの年金)の「年金一元化」も、民主党政権時代に年金を抜本的に見直すとの理由の下に棚上げされて何も動かなかった。年金一元化は、自民党に政権が
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