火星のゲイルクレーターの岩石(右)には生命活動に適した水環境の特徴がみられる。別の探査車が以前、別の場所で撮影した岩石(左)には強い酸性を示す特徴があり、微生物は生存できなかったと考えられている(NASA提供・共同) 米航空宇宙局(NASA)は12日、太古の火星は微生物などの生命を育むのに適した環境だったとする無人探査車「キュリオシティー」による岩石の分析結果を発表した。 微生物そのものは見つかっていないが、地球以外の天体にこうした環境があったことが裏付けられたのは初めてとみられる。NASAは「さらにキュリオシティーで探査を続け、生命の直接の痕跡といえる有機物を見つけたい」としている。 ドリルを使って採取した岩石の破片に、硫黄や窒素、水素、酸素、リン、炭素など生命活動に必要な元素が含まれていた。周辺では太古の川が流れた跡が確認されており、NASAは微生物の生存に適した環境だったとみている。
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