大気中の熱を取り入れるヒートポンプ技術を活用したパナソニック(大阪府門真市)の家庭用高効率給湯機「エコキュート」の圧縮機が破裂し、部品などが飛び散る事故が相次いでいたことが24日、関係者への取材で分かった。同社は経済産業省に約103万台に上るリコール(回収・無償修理)をすでに報告しており、25日に公表する。 エコキュートは高い経済性と環境性が支持され、関西電力や補助金制度の後押しなどもあり急速に普及した。トップシェアを誇る同社製品の大規模リコールが市場に与える影響は少なくないとみられる。 リコールの対象となるのは、松下電器産業(現パナソニック)などが平成15年11月から昨年1月までに製造したエコキュートのヒートポンプユニット計208機種103万1587台。 関係者によると、昨年1月、兵庫県内でヒートポンプユニットの圧縮機が破裂し、圧縮機が収められた鉄製のカバーを突き破り、部品やカバーの一部
鉄道の駅や車内で平成25年度に起きた駅員、乗務員への暴力行為は760件だったことが7日、日本民営鉄道協会(東京)のまとめで分かった。大手私鉄やJRなど計29事業者の報告を集計した。24年度の報告から3事業者が新たに加わったが、68件減って2年連続の減少となった。 ただ飲酒後の事案や、深夜の発生が依然として目立っている。 集計によると、25年度に起きた760件中、飲酒した乗客による暴力が57%(434件)に上った。時間帯では午後10時以降に多発し、39%(296件)を占めている。加害者を年代別でみると、60代以上が最多で23%(178件)。 JR上野駅(東京都台東区)では今年2月、電車がホームに近づく中、男性駅員が酒に酔った男に蹴られて線路上に落とされ、負傷する事件があった。
フジテレビ系「笑っていいとも!」(月~金曜正午)の最終回が3月31日に決まり、「グランドフィナーレ特大号」と題したゴールデンタイムの生放送特番で32年の歴史に幕を下ろすことが28日、分かった。東京・新宿のスタジオアルタで正午スタートの通常番組を生放送した後、台場の同局に場所を移して司会のタモリ(68)をはじめ、新旧レギュラー陣が大集合。最終回にふさわしい豪華ゲストも登場し、盛大なフィナーレを迎える。(サンケイスポーツ)「いいとも!」のラストデーが決まった。 関係者によると、最終回となる3月31日の月曜日は、1982年10月の番組開始以来、公開生放送が行われたスタジオアルタで、タモリと現在の月曜レギュラー陣で8054回目となる最後の生放送を行う。 その後、フジテレビのスタジオに場所を移し、「笑っていいとも!グランドフィナーレ特大号(仮)」と題したゴールデンタイムの生放送特番で幕を下ろす。 特
火星のゲイルクレーターの岩石(右)には生命活動に適した水環境の特徴がみられる。別の探査車が以前、別の場所で撮影した岩石(左)には強い酸性を示す特徴があり、微生物は生存できなかったと考えられている(NASA提供・共同) 米航空宇宙局(NASA)は12日、太古の火星は微生物などの生命を育むのに適した環境だったとする無人探査車「キュリオシティー」による岩石の分析結果を発表した。 微生物そのものは見つかっていないが、地球以外の天体にこうした環境があったことが裏付けられたのは初めてとみられる。NASAは「さらにキュリオシティーで探査を続け、生命の直接の痕跡といえる有機物を見つけたい」としている。 ドリルを使って採取した岩石の破片に、硫黄や窒素、水素、酸素、リン、炭素など生命活動に必要な元素が含まれていた。周辺では太古の川が流れた跡が確認されており、NASAは微生物の生存に適した環境だったとみている。
地球の周りを飛び回る「宇宙ごみ」が国際宇宙ステーション(ISS)に衝突する恐れのある事態が相次いでいる。人類が生んだ厄介者は増加の一途で、宇宙開発のリスクを高めている。今年は日本人初のISS船長を務める若田光一さん(49)が出発するが、ごみ問題の解決策は見つかっていない。(草下健夫) 60万個 米航空宇宙局(NASA)は昨年9月、ロシアの人工衛星とインドのロケットの破片がISSに衝突する恐れが高まったと発表。1カ月後には、軌道投入に失敗したロシアの衛星が衝突する恐れが指摘された。 ISSには当時、星(ほし)出(で)彰彦さん(44)が滞在中だった。いずれも危険は低いと分かったが、ごみが大きな脅威となっている現実を突き付けた。 宇宙ごみは故障や寿命などで不用になった人工衛星の残骸や破片。高度約800キロ付近を中心に周回し、1センチ以上のごみは約60万個に及ぶ。弾丸よりはるかに速い毎秒約8キロで
米国防高等研究計画局(DARPA)の支援を受けたコーネル大学の研究チームが、光を調節することで、40ピコ秒(1兆分の40秒)の間、時を止める=出来事を「消す」ことに成功した。 未来の兵士たちは、完全に秘密裏に任務を行えるようになるかもしれない。米国防高等研究計画局(DARPA)の支援を受けたコーネル大学の研究チームが、光を調節することで、40ピコ秒(1兆分の40秒)の間、時を止めることに成功したのだ。研究論文は、1月5日付けの『Nature』に発表された。近年はさまざまな研究チームが、物体を「見えなくすること」に関して大きな進歩を成し遂げているが、「時を止める」ことに成功したのは今回が初めてだ。 2010年には、セントアンドルーズ大学の物理学のチームが、メタマテリアルを利用して人間の目をだまし、目の前にあるものを見えなくする研究を大きく前進させた(日本語版記事)。また2011年には、テキサ
ソーシャルゲームサイト「GREE(グリー)」などを運営するグリーは21日、「Mobage(モバゲー)」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)が、取引先のゲーム開発会社に対してグリーにゲームを提供しないように圧力をかけてグリーとの取引を妨害したとして、KDDIと共同で、合計10億5000万円以上の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したと発表した。 請求した損害の内訳は、グリーが9億円、KDDIが1億5000万円。損害の算定の課程で増額の可能性もあるという。 田中良和社長は「(DeNAからの)報復を恐れて提訴できない会社もある。われわれが毅然とした態度をとる」と語気を強めた。 DeNAは6月、ゲーム開発会社にグリーにゲームを提供しないように圧力をかけたとして、公正取引委員会から排除措置命令を受けており、8月に命令が確定していた。
西日本を中心に生息するクマゼミが、夏にNTT西日本(大阪市)の光ファイバー通信の家庭用ケーブルを、木の枝と間違えて産卵し断線させる被害が平成17年ごろから多発していたが、NTT側が21年に開発した最新型ケーブルは、3年連続で被害が0件だったことが分かった。単純にケーブルの皮膜を厚く硬くすればよさそうだが、ケーブルが太く硬くなり過ぎれば敷設工事の障害となる。頭を抱えていたNTT側とセミの攻防は、NTT西に“軍配”があがったが、その裏には猛暑とたたかう研究員たちの苦労があった。 クマゼミは、体長約60~70ミリの大型のセミ。毎年7~9月、枯れ枝などに直径約1ミリの産卵管を突き刺して卵を産みつけるが、光ファイバー通信の幹線から枝分かれした家庭用ケーブルを、枯れ枝と“勘違い”して産卵。ケーブルに穴を開け、中の心線を傷つけて通信を遮断させる被害が11年に初めて確認された。その後、光ファイバー通信の敷
米電子機器大手アップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏が死去した。56歳。ジョブズ氏は体調不良を原因に8月に米アップルの最高経営責任者(CEO)職を辞任していた。 ジョブズ氏は1976年にアップルを共同創業し、パーソナルコンピュータ「Apple」や「マッキントッシュ」などを発表、同社を世界的な企業に押し上げたが、社内的な対立で85年に退社。86年に設立したピクサー・アニメーション・スタジオは、多くのヒット作を出して、世界屈指の映像制作会社となった。 97年、経営悪化で苦しむアップルの経営トップに復帰し、2000年には最高経営責任者(CEO)に就任した。復帰後は斬新なデザインのパソコン「iMac」を大ヒットさせ、携帯型デジタル音楽プレイヤー「iPod」で音楽事業をパソコンと並ぶ事業の柱に育てるなど、業績を急回復させた。 その後も、07年に発売したスマートフォン(多機能携帯)「iPhone」、
サントリー食品インターナショナルは30日、1990年代に大ヒットした清涼飲料水「はちみつレモン」を10月4日に全国発売すると発表した。平成11年の販売終了から12年ぶりに復活する。 はちみつレモンは昭和61年に登場。レモンの酸味にハチミツのほどよい甘みが加わった爽やかな味が受け、ピーク時の平成2年には炭酸入りの「はちみつレモンサイダー」を含め、計2200万ケースを超える販売数量を記録した。 しかし、「はちみつ」と「レモン」という一般名詞を組み合わせた商品名は商標登録を拒まれ、延べ約100社が参入する“乱戦”に。その後、ブームは収束し、サントリーも販売を終了した。 ただ、「もう一度飲みたい」という声は年々高まっており、今回「はちみつレモン」と「はちみつレモンサイダー」を再発売することにした。従来とは成分が少し異なるが、昔の味わいを再現している。 希望小売価格は各147円(500ミリリットルペ
元タレントの島田紳助さん(55)が司会を務めていた日本テレビ系「行列のできる法律相談所」(日曜後9・0)が4日から放送を再開し、当面は準レギュラーの出演者が交代で司会を務めることを示唆した。(サンケイスポーツ) 4日放送回はタレントの東野幸治(44)が代行司会で、冒頭「新制・行列 第1回司会者」のテロップが流れる中登場。「訳があって…」と紳助さんの名前には触れずに言葉を濁した。磯野貴理子(47)が「来週も司会?」と質問すると、「それは日テレのお偉いさんが…(決めること)」とかわした。 番組最後に次回11日は雨上がり決死隊、宮迫博之(41)が司会を務めると発表。紳助さんが8月23日に引退を発表した後の同28日は別の番組のスペシャル版を放送。同日に今回放送分を含め3週分を収録した。
反原発活動による影響で5月27日に所属事務所を退社した俳優、山本太郎(36)が1日、横浜市の神奈川芸術劇場で行われたミュージカル「太平洋序曲」の公開けいこに出席。騒動後初めて姿を見せた。(サンケイスポーツ) 情熱を示すかのような赤いTシャツで登場した山本は、劇中の2シーンを熱演。引き上げる際、報道陣の問いかけには「すみません。答えられないです」とだけ答えた。 山本は、幕末の日本を命懸けで守ろうとしたジョン万次郎役。会見に出席した演出家、宮本亜門(53)は「一本気なところや、何が正しくて何を大切にしたいのかを考えているところが役とピッタリ」と語った。 山本の今後の仕事は未定。被災地の子供たちを支援するプロジェクト「オペレーション・コドモタチ」の動画上では、「このまま(放射能)汚染が続くなら、今の職業をあきらめて疎開しようと思っています」と引退をほのめかしており、これがラスト舞台になる可能性も
ホンダは27日、カナダの顧客向けのウェブサイトで外部から不正アクセスがあり、最大で28万人の個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。 ホンダによると、流出したのは氏名や住所、車両番号などで、クレジットカード情報や生年月日などは流出していないという。ホンダでは昨年末にも米国で個人情報約490万件が流出した。 攻撃されたのはホンダ車を買ったカナダの顧客がリコールなどの情報を確認するためのサイト。2月下旬に攻撃を受けていたことが分かった。3月から調査を開始し、5月中旬に顧客に対し情報流出を伝えたという。 現在のところ、被害は確認されていない。同サイトは現在は閉鎖している。(共同)
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