ITS世界会議・サンフランシスコの東芝ブースでは、2種類の可視光通信システムが展示されていた。 可視光通信システムとはLEDの光にデータを内蔵し、それを送受信するというもの。人間の目にはただの光にしか見えないが、専用のユニットで受信することでデータを複合化できる。 「可視光通信システムは発信側システムと受信側システムが分かれていますので、例えば信号が送るデータをクルマで受けるといった使い方が考えられます。ほかにも、クルマのブレーキランプに送信ユニットを内蔵し、後続車はクルマのフロント部分で受信するという用途も考えています」(説明員) 可視光通信システムのデータ通信速度は、現在、研究段階で確定していないが、「数Mbpsの単位にはなる」(説明員)という。特にクルマのブレーキランプに組み込めれば、緊急時の情報共有システムにも利用できそうだ。 《神尾寿》
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