SFマガジンに連載中の「ゼロ年代の想像力」をパラパラと読んで,すごい違和感を感じたのでそれを含めて書きます. しかし,この連載に対しての違和感や評を書くことは既にいろいろとやられているので,適当に流す程度にするつもりです.それよりも決断主義に代わる価値観としてWeb2.0(というかアルゴリズム)があるのではないか?といった考え方を書くつもりです. また,ゼロ年代の想像力を読んでいない方にも読める形で書きます. はじめに ゼロ年代とは2000年代のことを指す言葉である.そして「ゼロ年代の想像力」とは,宇野常寛が現在SFマガジンで連載中の評である. 宇野常寛はこの「ゼロ年代の想像力」で,90年代の想像力(セカイ系)を埋葬し,ゼロ年代の想像力(決断主義)を正しく理解し,そして次の10年の想像力を導き出そうとしている.しかし,未だ連載では決断主義の理解半ばなので,次の10年の想像力に関しては触れな