ウクライナ軍は9月初め、新しい種類のドローン(無人機)を使い始めた。敵の塹壕などの上をゆっくりと飛行し、最高3000度に達する溶岩のような金属焼夷剤テルミットを散布する通称「ドラゴンドローン」だ。 その後、ロシア軍も同様のドローンを用いるようになり、このほどウクライナ東部ドネツク州の要塞都市ブフレダルへの最後の押し込みにも投入した。 ロシア軍のドローン部隊「ボストーク」は26日未明ごろ、廃墟と化しているブフレダル郊外の樹林帯をドラゴンドローンが燃やす映像をソーシャルメディアに投稿した。おそらくこの樹林帯には、ブフレダルの守備隊であるウクライナ陸軍第72独立機械化旅団が塹壕を掘っていたのだろう。