日本ではソフトバンクモバイルが販売することになった米アップルの携帯電話機「iPhone(アイフォーン)」は、数字を押すキーがなく、画面を指で触れて操作する方式を採用したデザインの斬新さなどから、欧米で大ヒット商品となっている。 国内の携帯電話機メーカーはアイフォーンを迎え撃つ形となるが、シャープの長谷川祥典常務は12日に都内で開かれた事業説明会で、「日本にはメール文化がある。(携帯電話を)選ぶときにはメールが使いやすいかどうかが必ずポイントになるため、(数字などを入力する)キーボードが日本市場では必須だ」と述べ、市場に与える影響は小さいとの見方を示した。(メディア戦略局・新井庸夫)