音・音楽は、こころ豊かなくらしになくてはならない存在であり、その楽しみ方や使い方は多岐にわたります。 私たち研究開発部門では、「世界中の人々が、それぞれの音楽を、いつでも・どこでも・だれとでも愉しめる世界」を目指し、主に3つの領域で先端分野の研究開発に取り組んでいます。 1つ目は、「人」を対象とした領域です。人の心を動かすのはどういう音か? 世界では今どんな音が鳴り響いているのか? 人が楽器をもっと身近に感じるために何が必要なのか? 私たちは日々このような問いを繰り返しながら、人の感性や趣向、その背景にある音楽文化などを研究するとともに、人の演奏動作や操作状況の計測に取り組んでいます。このように「人」を対象とした領域では、感性工学や演奏科学の研究を進めることで、より多くの人がより長く音楽を楽しめるよう、普遍的な体験価値を探求し続けています。 2つ目は、「モノ」を対象とした領域です。この領域