「道庁スルー」が定着した北海道庁。存在感が低下し、どこへ向かうのか=5月27日、札幌市中央区(小葉松隆撮影) 5月25日、北見市内のホテルの一室にオホーツク管内4市町の首長と市町議会議長らが集まった。会合のテーマは、JR北海道が存続を前提に見直しを進める赤字8区間(通称・黄色線区)の一つ、釧網線(東釧路-網走)の存続問題。観光路線として存続させる可能性を探ることを確認した。 交通政策を担う道庁の担当職員の姿はなく、オホーツク総合振興局長がオブザーバーとして出席した。関係者は「公式な会議には道の担当者を呼ぶけれど、面倒なので最近は勉強会から外すこともある」と打ち明ける。
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